キャラクター外伝 7.5 -目閉の時_重複投稿
もっと多くの方々が近づきやすい『フラットフォーム』でも活動を並行していきたいと思い、無理を承知の上で小説家になろうとの並行を決めました。 約束は必ず守るので見守ってもらえると嬉しいです。
「形なき中身に命を与え続けた無償の愛はその永遠の名前にひびが入った。」
高熱で熱する溶鉱炉でガラスが心臓の空を埋めた。
生きている火を口に含むと誰かの世界の光が消えてしまった
式とヴィエリズは、悟の指示で都市社会全域で
行方不明になった人々の跡を追った。
500人を超える被害者の唯一の共通点は、消えた後、
誰かが意図的に操作しているように、
あの人が存在した記録が消えていくことだった。
周りの人の記憶はもちろん、場合によっては周りの人さえ
いなくなる場合もあった。魔術が介入したと考える
しかない状況だったが、その痕跡すら追跡できなかった。
険しい過程ではあったが大変苦労して、どんどん周りの人と
自分の大切な人に対する記憶がだんだん認知できなくなって
いくと主張し、証言を希望する人たちと連絡がついた。
彼らは自分たちが記憶するすべての記憶を毎瞬間記録し、
自分自身を積み上げたすべての関係と経験を忘れないように
努力していると話した。そんな彼らと秘密裏に会うために、
5日後に人気のない路地にある喫茶店で会うことにした。
「こんな奥まった所へ、よくもひとが来るものだなー。
商売成り立つのかな?」ヴィエリズが会う場所を先立って
見たいという気まぐれなこだわりのせいで、
式とヴィエリズは約束の時間より少し早く到着してしまった。
確かに聞いてた通り、こぢんまりとして固有の趣がほのかに
感じられる素敵な喫茶店だったが、小さな喫茶店のテーブルは、
まるで誘導されるかのように席を外して満席だった。
待ち合わせをしていた男女が店内に入ると、ダッチコーヒーの原液が
切れる音と共に、空間の雰囲気は微弱に変わった。 それは恐らく
、他のお客さんたちの反応の変化のためだった。 ことから全く分からないが,
証人たちが席に座るとその態度はもっと。
それに気づいた式は罠にはまっていることに気付き、証人たちと
一緒に店を出ようとしたが、女性の側の証人が非常に頑固に、
心理的な不安を見せながら「ダメです!」と断ったので、式とヴィエリズは
まず彼らの話を聞くためには緊張を解かなければならないと判断した。
ある程度、二人が落ち着くまで待っていた式とヴイエリズは、
悟との通信 が途絶えたことと、
周囲の妙に殺意を隠している
矛盾した雰囲気を解決する方法を模索している時、男の方が先に
落ち着いたようだったが今だ震えながら口を開き始めた。
「まず、私どもに関心を持っていただきありがとうございます。
これを言ったら、少しでも楽になれるかなと思って、
この場をお願いしました。やっと...会える...。 」
男の最後のセリフが何かのトリガーになったように
【カサッーカッキィッー】紙が裂ける音とともにその男の顔に
ひびが入った。そのひびはやがて式たちの前で男の顔を破った。
悲鳴もなき残酷な終わり。男が倒れたら今度は女の方も様子がおかしかった。
「やっとー会える...それでいいんだよ。/ねぇ...聞いて?
仕方...い...だから...約束..合わ...てー?」
出すすべもなく、目の前で2人の頭の3分の1が飛ぶと同時に、
彼らが動き出した時は、それは人間の形態から外れ
奇怪に改造された〔怪異〕の姿だった。
【バタン】彼らの割れた頭から噴出する強い[[rb:酸性 > さんせい]]の血を避けるために、
式はテーブルをひっくり返した。テーブルに隠れて二人の姿が一瞬
見えなくなった瞬間、店の他のテーブルにいる全員が
本性の牙を取り出した。
火薬,爆発, 銃声, 単純な攻撃魔術の連射の合奏曲は
彼らを含め, 式たちまで[[rb:襲 > おそ]]った。
落とし穴に落ちたことを知ってはいたが、軍武会レベルの
爆撃で、かろうじて身を守ることができた式とヴィエリズは、
自分の身を守るのがやっとだった。 気を失った2人が、
悟の声に爆撃があったはずの喫茶店で、再び目を覚ました時
何もなかったというように、喫茶店はなんともなく、その多くの客は消え、
式とヴィエリズだけが残っていた。うつぶせになったテーブルの上には、
あるメモが残されていた。
'私たちの目標があなたたちではなかったという大きな
寛容に感謝するがいい。これ以上私たちを
追い出すことは勧めないね。
私たちも下手に早瀬悟に
触れたくない故。'ナプキンに書かれている短いが、傲慢な挑発に刺激された
式は悟の指示を無視してナプキンに魔力を巻き起こした獣の血と
水銀の組合物を落として追いかけ始めた。
ナプキンをくわえて走る銀色の獣について行ってみると、
いつの間にか深い路地を通り、空気が閉まっている多分地下のようだった。
「こんな場所があるとは。今、四辻で行く起点だったのか。
幻術、いや結界の一種か。なかなかの代物だな。」
その時刻、悟は[[rb:事務所 > ]]から出掛ける用意をしていた。
そんな悟の部屋に淝水がはいってきて聞いた。
「アール・アークシャ?まさかこいつらまだ生き残っているの?
それはともかくいったい何の騒ぎであんたまで出るんだよ?」
悟は笑いながら上着のポケットから車のキーを出して淝水に投げた。
「式の選択だし多分正しいけど最悪を遠慮して迎えに行くだけだよ。
運転は任せた。ほれっ。」
車に乗って理由を問うヒスイに知っていたようにスムーズに悟は答えた。
「狂信徒の奴らがこれほど仕事をするとは思わなかったし、
おそらく奴らの目的は式だろう。
私の情報が間違わなければやつらはやってはいけないことをしている。
あいつの選択に疑いはないしあの輩も式が本気になったら
大体のことでは大丈夫だけど。今回はなぜかそれだけで
終わらない嫌な予感がしてなー。あ、こっから一時間半
くらいかかるから着いたら起こしてね~」真剣に物を言う
悟は自分が言いたいことが終わったらいつものわがままの
性格に戻って眼帯をかけて睡眠を取った。
一方、式とヴィエリズがアール·アークシャ地下神殿の廊下を通って
少し広い空間に出た時、誰かの声が聞こえた。
「約束...守った...合わーせて。」
記憶にある声に体を隠して覗いてみたら証人としてであった二人と
彼らをいじめている司祭っぽい服装の数人ほどがいた。
「約束かー。失敗作は処分しておくのがお決まりだがな頑張ってくれた
ことですしでしょ、会わせてあげるとしましょー。」
【ザァッー】司祭の群れで一番影響力を持っているように見える者は
飾りの親切を演じたあと自分の手を使って二人の頭を切り落とした。
「死に方さえ汚いな、化物ごときの願いなんざ聞くもんじゃなかったかぁー。
それにしてもさっきからごそごそ見ているのはどこの誰様かな?
はぁーこれだから新入りはー。
私はアール・アークシャ司祭長、白の王より
授けられた名はルイである。貴様の存在を示してみろ」
「私の前で司祭長を名乗るなんて似而非の輩も頭がおかしくなってしまったのか。
私はメリュアルテ・ヴィエリズ、私を見下ろした罪は高くつくぞ?
いやーでも私は優しいからお前らの命をもらうことで許してあげよう。」
ヴィエリズは、戦闘に秀でた魔術師ではなかったが、前に出た理由は
司祭長を名乗る男が〔怪異〕を対する態度に手綱が緩んだ馬のように、
自分を持て余しているしきの姿が、可愛らしかったが、
自分以外の人のせいでそんな姿になったことに腹が立ち、
今やそんな理由よりも式が不安定に変わる姿に、調査を始める前、
悟からの忠告を思い出したヴィリズは魔跡を加速させた。
『踊れ私の誓い』
ヴイエリズの詠昌が空間に響いた瞬間彼女の目は
瞬間赤く光ってるように見えた。司祭たちの身は
操り人形のように全身がぎしぎしされ、
手足を含む体の機能すべてが赤い糸で縛ってしまった。
「これ...はっ...きー貴...様。」
「己を縛られた気分は愉快なもんでしょう?
私ね昔からの決まりがあるのよー。その内一つが
一度でもこの糸に捕まって所有物となった君たちの
最後は自分で決めると。こうやってさ。」
【キキーッ――ドッシュッー。】司祭団の体は、
まるで操り人形のように赤い糸によって操作され、
やがて生命体が行うことのできない奇怪な姿勢で、
体がゆがみ、鮮明でありながらも冷静さを取り戻す
悲鳴のない死へ導いた。
少なくとも、作られた器は人間であったことを、
淡々と証明するかのように溢れ出す鮮血は乱雑に
撒かれるようだったが、ヴイエリズの方には
飛んでこなかった。
立ち上がる式を見てヴイエリズが振り向きながら言った。
「奥の部屋から人の気配がする。このような生半可な連中
だったらまだましだと思うがねー。アッ、あ痛ったた。」
赤く燃え上がったヴイエリズの魔眼から血が流れた。
驚いた式が持っていた目薬をさして馬賊の回復を促し、
安静にさせるため臨時用に包帯を巻く途中、
地下に緊急アナウンスが流れ出した。
『実際の状況です。極秘実験棟を含むすべてのB2以下の
空間を閉塞します。 近隣に位置する信者の方は、
今すぐ避難してください。 もう一度繰り返します。
これは訓練ではなく実際の状況であり、規律によって
避難を推奨する放送をお知らせします。 以上、
放送を当てたいと思います。 』
『白の聖霊がいつも我々と共にあるように、
白き最後を。』
安全のための避難案内よりは、宗教的な演説に
近かった緊急放送印が終わり、マイクが消えずに空音だけを
送信していたところ、しばらくして恐ろしい悲鳴 が聞こえ、
[[rb:鈍感 > だんかん]]で鳥肌が立つほど繊細な音が聞こえ、
放送送信は途絶えた。
[続く]
2021年11月からpixiv小説で活動始めたナメクジと申します。 以前から小説家になろうで活動することを考えていたのですが、アトリエ環境を見直しながら併行することになりました。
完全に並行が可能に慣れるまでは時間が少しかかると思いますが、多くの方々に私が製作するコンテンツを楽しんでもらいたいと思っております。