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月夜の代行者  作者: うた
第三章
142/330

平安 徒然小話③

※ほのぼの話。本編とは、全く関係ありません。




「何見てるの?」

 竜杏が、縁側に座って何かを見ているタエの手元を覗いた。

「友達と撮った写真を見てました」

「へえ」

 タエの隣に座って、竜杏もスマホを見る。タエが笑顔で、学校のクラスメイトと一緒に映っている。

 それを見て、竜杏は眉を寄せた。

「距離、近くない?」

「へ?」

 スマホの小さい画面に、タエと涼香、稔明やクラスの友達がひしめき合って入っているので、隣の人物との距離が近いのだ。平安時代では、ありえない光景だろう。

「まぁ、仲が良いんで。未来では、こんな感じですよ?」

「ふぅん」

 画面を睨む。

「この男、タエを見てない?」

 指を差した男子生徒は、どことなく、タエの方を見ているようだった。タエは首を傾げる。

「そうですか? この人は、隣の涼香ちゃんを見てると思いますよ。彼女、学校でも指折りの美人なんで」

「……そう」


 とりあえず、タエは全く気にしていないようなので、胸を撫でおろした。タエは友人の話を楽しそうにするので、竜杏はうんうんと頷きながら彼女の笑顔を眺めていた。


読んでいただき、ありがとうございました!

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