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働きアリの働き方改革

作者: 伊佐屋杏樹

アリの世界では過労死が社会問題となっていた。

生まれてこのかたセックスしかしてこなかった女王アリが指揮を取り、

以下の三つの柱を基本に働き方改革を行った。


①長時間労働の是正

②不合理な処遇差の解消

③多様な働き方の実現


①により、

働きアリの長時間労働は減少したが、

効率性が求められ、中枢の女王アリ近辺の整備を中心に行われた。

例に漏れず、女王アリの労働時間も少なくなった。


②により、

働きアリは皆平等に餌の取り分が減った。

女王アリは職が再評価され、これまで以上に餌を摂取した。


③により、

働きアリから女王アリへの転職者が殺到した。

女王アリは勃発する新女王アリの相談役につき、奉納される餌を食べ続けた。


その結果、まもなくアリは全滅した。

隠れていた旧女王アリは豊満な体で新たな巣を作りに出かけた。

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