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ルクソール・オンライン  作者: ルク穴禁
第14章(死闘)
90/91

090(裏切りと裏切り)

ーーアールはリディアに連れられて高台から少し下った所に行くと、そこはだだっ広い墓地だった。花を手向ける亜人。墓の前で泣き叫ぶ亜人。人間との戦争で殉職した兵士の墓が並ぶ。


『殉職者の墓地よ。これを見てもまだ妥協などと言うの?』

「人間にも死人は出てる。どこかで憎しみの連鎖を断ち切らないといけない。命より大切なものはない」

『そう。1つだけ戦争を止めるかもしれない方法があるわ』

「本当か!? どんな手段だ?」

『人間は私だけを追ってるけど、裏で軍を操ってるのは四天王の1人〝バルホーリー〟という男なの』

「そいつを倒せば戦争は終わる?」

『甘く見ないで。あなたでは勝てないわ。私の圧力であなたを人間殲滅の急先鋒にしたかったけど、見込み違いね』

「口約束しかしてない。俺は戦いたくないんだ。それにしてもなぜ、俺に色々教えてくれる? スパイかもしれないんだぜ」

『自分でも解らない。あなたという人となりを少しでも知れたからかも。憎しみの連鎖を断ち切る。甘い戯れ言かと思ってたけど、もしかしたら』

「そのバルホーリーって奴は今どこに居る?」

『ウエストフィールドの戦闘最前線よ』

「ワープで連れていってくれ」

『それは無理。私が国に背く事になる』

「バルホーリーって奴はどんな姿をしている?」

『人間と同じタイプよ。大柄な男』


ガシャン。アールは輪島九式からアンインストールした。


『バカなAI』


リディアはテレパシーで部下を呼ぶ。そして、脱け殻となった輪島九式を部下に鹵獲させる。敵のメーンウェポンだと言って。


ーーアールは一旦、帝釈天アールタイプの船長室に戻ってきた。フォーチュンが待っていた。


「機体はどうした?」

「捨ててきた」

「なぜ? 巫女のリディアに(ほだ)されたか?」

「聞いてたか。ならバルホーリーを倒そう」

「眉唾物だな」

「現実路線だ。戦争を止めよう」

「リュウに報告してこい。本気ならな」

「分かった。行ってくる」


ーーアールは輪島タイプにインストールしてもらい、リュウが居る戦闘最前線に急いだ。

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