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ルクソール・オンライン  作者: ルク穴禁
第11章(なぜ第2の地球となったか)
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076(ブリーフィング)

カマラはブリーフィングを続ける。


「いいですか、皆さん。輪島七式と輪島八式は元々レスキューの目的で造られたのを武装した物です。そこで私は、戦闘に特化した輪島九式を大幅に増やして運用したいと思ってます」

「「「誰が操縦するんだよ!」」」

「それは皆さんで決めてください」

「「「丸投げかよ!」」」

「巫女のリディアを捕獲するには輪島九式に捕獲ネットを装備させるのがいいかと思います」


「機動力が落ちる。絶対ダメだ」


またアールが酔っ払いながら指摘した。


「何を言ってるの? 巫女のリディアを捕まえるにはこれが最善よ。もうあなたは発言しないで」


ブリーフィングは続くが、中身はあってないようなものだ。アールの隣にスマートモンキーが来た。


「アールの旦那、酔ってますかい?」

「モコロに奢られて」

「電子の酒でさあか」

「稲葉リュウも酒に弱かったのかな」

「そんなデータは確認出来やせんぜ。まあ、死人に口なしって事で」

「さっきから演説してるカマラって何者? 頭悪いようだけど」

「仕方ないでさあ。ジョージの愛人なんて噂もまことしやかに囁かれてやすぜ」

「私情か、迷惑だな。でもリーダーになったら戦地に行く事になるよな」

「その辺は、カマラも輪島タイプで行くんでさあ」

「まさか、九式じゃないよな」

「ビンゴ」

「マジかよ。更に迷惑だな。カマラは出来るのか?」

「30時間以上の訓練は積んでるはずでさあ」

「人間でたったそれだけか。筋が良いのか?」

「普通でさあ」

「先が思いやられる。巫女のリディアを捕獲出来るのか?」

「それは、アールの旦那次第でさあ」

「嗚呼…………時間(とき)が見える」

「酔ってやすね」

「これは酔拳だ。酔えば酔うほど強くなる~」

「キテやすね。冗談抜きで、アールの旦那が頑張らないといけやせんぜ。巫女のリディアを何とかしないと人間に安住の地は手に入りやせんぜ」

「テロ攻撃か」

「この半年で数百人が犠牲になってやす。アールの旦那が止めないと」

「カーマインやバイオレット、サトルのが優秀だ。皆、自在に九式を操る」

「謙遜を通り越して嫌味になってやすぜ?」

「嗚呼…………時間(とき)が見える」


ブリーフィングを要約すると、列車で逃げたリディアを追撃した部隊と合流して更に追い詰めるというものだ。アールは酔っ払いながら、渋々、大型ドローンに戻る。そして各輪島タイプを格納した大型ドローン群が飛び立った。この作戦に与えられた輪島九式は8機。内3機はパイロット不在だ。隊員の間で不安が広がる中、いよいよ第二のリディア捕獲作戦が始まる。

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