表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルクソール・オンライン  作者: ルク穴禁
第11章(なぜ第2の地球となったか)
73/91

073(捕獲失敗を報告)

ーーアール達はリディア捕獲に失敗した。運良く見付けたのに。アールはカーマインに報告する。


「こちら、アール。リディアに逃げられた」

「こちら、カーマイン。アールが居ても捕まえられないのか。手強いな」

「あの女、バリアで捕獲ネットを無効にしたり、ソニックブームみたいな飛び道具も使えたり、ワープもする。それで逃げられた」

「厄介だな。そっちの被害は? 列車に10機くらい乗ったはずだが」

「輪島八式が6機、リディアのソニックブームでぶっ壊れた。残りの輪島タイプ4機は列車から飛び降りたよ。バイオレットも無事だ」

「そうか。では帰還してくれ」

「了解」


その会話を聞いていたジョージはリディア捕獲作戦を続行するか殺害に変更するか悩んでいる。すぐに結論は出ない。一応、アール達とは別動隊の追撃部隊を送り込んだ。暗中模索と言ってもいい。リディアはワープをする。地下鉄で移動しているが。ドイツの宇宙船、バイエルンミュンヘンが放った人工衛星の映像では追えない。


ーーアールとバイオレット、2機の輪島七式はカーマイン達、本隊と合流する。全機、大型ドローンに格納され、イーストフィールドの中継基地まで戻った。この基地は宇宙戦艦トマトの隊員が建てた白い半球体、円錐形の実験施設だった物だ。生身の隊員が宇宙服なしで運営している。アール達、輪島タイプは一旦、アンインストールとなった。


アールが船長室に戻ってくると、モコロが独りで寿司を食べている。レーンに皿が流れ、モコロはそれを取って手掴みで寿司を食べた。電子の産物だ。


「モコロ、今度は回転寿司かよ」

「うわっ! ビックリするではないか」

「この展開、デジャブだな」

「わさびがツーンとなったわい。それにしても巫女のリディアに色々と必殺技があるとはな」

「見てたか。どうやったら捕獲出来るんだろ?」

「うーむ。捕獲を諦めるしかないじゃろ。立案者のジョージに進言してみるか」

「やっぱ、殺害するしかないのかな。リディアさえどうにかすれば事は上手く行く」

「そうじゃな。あ、そうそう。帝釈天アールタイプで牽引していたエンツォ・フェラーリじゃが、修理が完了したそうじゃ」

「半年も掛かったのか。相当なダメージだったんだな」

「牽引ワイヤーはどうする? 外しても大丈夫だと思うがの」

「じゃあ外して。エンツォに連絡してくれ」


すぐに、イタリアの宇宙船、エンツォ・フェラーリのAI船長、エンツォから通信が入った。


「こちら、エンツォ。貴国の宇宙船には本当に助けられた。グラッチェ」

「こちら、アール。困った時はお互い様。ガンマスF1に着いたら、また会おう」

「ああ。本当にグラッチェ。この恩は永遠に忘れないよ。では」


帝釈天アールタイプはエンツォ・フェラーリに繋いでいた牽引ワイヤーを外した。エンツォ・フェラーリは順調に航行を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ