072(捕獲)
どんどん加速する列車。アール達は3両目に入った。ここは貨物室だ。20~30カラットのダイヤモンドが幾つか転がってる。ウィーン! 突然、四本腕のロボットが起動した。機体は奥にあって、アール達は反応が遅れた。ドカーン! ドカーン! ロボットがエネルギーボール爆雷のグレネードランチャーを撃ってくる。車両のあちこちに穴が空く。ズドン! アールはコックピットを狙い、ターボガンを撃った。グシャン! とロボットの胴体に風穴が空く。しかし、ロボットは動き続ける。これは無人機だ。ズドン! ズドン! バイオレットもターボガンを撃つ。敵の武器破壊をした。もうエネルギーボール爆雷のグレネードランチャーは撃てないが、ロボットは動き続ける。ザキン! アールはビームブレードでロボットを縦に真っ二つに斬り捨てた。
「行こう、皆」
「うん」
「待ってください」
1機の輪島八式のパイロットがアールを止めた。
「なんだ」
「この先に巫女のリディアが居ると思われます。捕獲ネットを装備している七式、八式が前に出た方が良いのでは」
「そうだな。よし、八式は前に。七式は後ろに。九式が援護する」
「はっ!」
部隊はロボットを跨ぎ、4両目に入った。ここは灯りが点いてる。ザン! ドカーン! 暗視モードから通常モードに切り替わるタイミングでリディアのショックウェーブ攻撃が来て、輪島八式6機が爆発した。残るは輪島九式が2機と輪島七式が2機だ。ズドン! ズドン! アールが威嚇射撃をするが、リディアは怯まない。ザン! またショックウェーブ攻撃が来るが、アールは片手で止める。
「抵抗をやめておとなしく投降しろ! それなら命は保証する!」
『誰に言ってるか分かってるの? フフフ』
リディアが不敵な笑みを溢す。
「七式、今だ!」
「「はっ!」」
バシューン! バシューン! 輪島七式がリディアに向けて捕獲ネットを撃った。しかし、バキン! リディアは球体のバリアに守られて捕獲ネットが効かない。ズドン! アールはリディアの脚を狙ってターボガンを撃った。ターボガンの口径は50ミリメートルだ。最悪、リディアがショック死するかもしれない。アールはバリアの耐性を考慮して撃った。だが、リディアの姿がパッと消えた。瞬間移動だ。
「消えた…………」
ーーリディアは列車の5両目の機関室にワープしていた。そして、最後の護衛1体に4両目と5両目の連結部を外させて、先頭の機関車は更に加速した。




