071(暴走列車)
アール達の前にバッと現れたのはモンスターと呼んでいた四本腕の亜人だった。エネルギーボール爆雷を持って特攻してくる。ダダダダーー! 輪島八式が一斉にマシンガンを撃つ。
『ギャーン!』
モンスターは超音波攻撃とエネルギーボール爆雷の合わせ技で、ドカーン! 自爆した。輪島七式と八式、合わせて5機が爆発に巻き込まれて戦闘不能となった。アールとカーマインが被害確認をする。
「まずいな。まさか、アンブッシュしていたとは」
「俺の予測の範疇だ」
「AIの演算か?」
「勘だよ。深く考えないで」
「自爆してまで俺達にダメージを与えた。リディアがこの先に居るかもしれない。先に進もう」
「おう」
「全機、隊列を組み直せ! リディアは近いぞ!」
「「「おおーー!」」」
アール達は警戒しながら歩き出して林を抜けた。すると地下へと続く階段が現れた。地下鉄の入り口だ。雪の足跡からして中に入っている。アールはセンサーを使いながら慎重に部隊を先導する。アールは斬り込み隊長の役割を果たしてる。部隊は地下鉄の駅まで下りて来た。トラップなどは仕掛けられていなかった。灯りが点いてる。そして、5両編成の列車が停まっていた。ここは終着駅だ。各輪島タイプはセンサーを使いながら哨戒に当たる。すると、列車の先頭車両の中に4体の生物反応が出た。リディアとその護衛だ。
ガタンゴトン! 列車が動き出した。カーマインが指示を出す。
「急いで列車に乗るんだ!」
「「「おおーー!」」」
輪島タイプ10機が列車の1両目に乗り込んだ。発車に間に合ったのは、アールとバイオレット、あとは輪島七式が2機。輪島八式が6機だ。列車内が暗くなった。輪島タイプの暗視モードが作動する。アールとバイオレットの輪島九式はターボガンを構えて、5両編成の列車を順に調べていく。1両目は客室だ。敵は居ない。アール達がセンサーを使うと2両目と5両目に人影が確認できた。慎重に2両目に移る部隊。ビー! ビー! ジュワ、ジュワ。いきなり亜人がレーザー光線を撃ってきた。間一髪で避けるアール達。敵は1体。ズドン! アールがターボガンを撃ち、亜人の上半身が吹き飛んだ。




