039(激化)
アールはスマートモンキーからモンスター乙型がどのようなものか聞く。乙型は体長の低いモンスターが多い。代わりに知能が高く、乗り物のオペレーターをやる。甲型は未知の能力を備えており、詳しくは解らないと言った。
アール達、攻撃部隊は先を進むことにした。モンスターのロボットの爆発で警戒されるかと思ったが、モンスターの妨害はなかった。塔まで100メートル。月明かりで塔が見えてきた。高さ50メートルで天辺の展望台に電波妨害発生装置のアンテナがある。それを壊せば電波妨害はなくなる。後方支援機、輪島七式のリーダーのゲームガールは何かに気付く。
「後ろ! 危ない!」
ドカーン! ゲームガールの機体が爆発した。モンスターのエネルギーボール爆雷攻撃だ。ゲームガールが他のプレーヤーの盾になって庇った。モンスターは1体。更にエネルギーボール爆雷を投げようとした時、ズギューン! ズギューン! ミセルがレールガン2丁で撃ってモンスターを倒した。アールが皆を鼓舞する。
「モンスター達もガチだ! 一気に攻め落とすぞ!」
「「「おおーー!」」」
残り7機はブースターを使って塔に急接近する。3体が地上を、2体が展望台を死守していた。
「地上の敵はミセル、七式に任せた! サトルとロゼは俺に着いてこい! 電波妨害を壊すぞ!」
「「「おおーー!」」」
ミセルはレールガンを乱射して弾幕を張る。その隙に3機の輪島七式がロケット砲とミサイルを撃つ。ドカーン! ドカーン! ドカーン!
アール、サトル、ロゼはブースターを使い、展望台の高さまで上昇した。2体のモンスターがレーザー光線銃で攻撃してくる。ビー! ビー! ジュワ、ジュワ。アールとサトルもレーザー光線ライフルで応戦する。ビー! ビー! ジュワ、ジュワ。ジュー! 1体に命中して溶けた。残り1体はエネルギーボール爆雷を投げてくる。ドカーン! ドカーン! サトルが爆風でコントロールを失い、高度を落とす。ダダダダーー! キュイン、キュイン。ロゼがマシンガンを撃って弾丸が展望台で跳弾する。
『ギャーン!』
モンスターの超音波攻撃だ。しかし、アール達には効かない。すると、察したモンスターは展望台から飛び降りた。自決だ。
アール、サトル、ロゼは電波妨害発生装置の破壊に取り掛かる。レーザー光線ライフルを撃ってみるがびくともしない。ランチャーや対戦車ライフルも効かない。
「どうすればいい。壊れないぞ」
「アールの旦那、良い物がありやすぜ」
「なんだ?」
「さっき拾ったんですがね。モンスターが扱うエネルギーボール爆雷でさあ。あっしが仕掛けるんで、下で受け止めてくだせえ」
「任せろ」
ミセルと輪島七式の3体はモンスターを退けていた。それを確認したアール達はスマートモンキーを展望台に残し、地上に降りる。
「行きまっせー!」
ズドーン! 大爆発とともにスマートモンキーが降ってくる。アールはスマートモンキーを上手く受け止めた。電波妨害はなくなった。これでプレーヤーサイドはやり易くなる。




