037(エネルギーボール爆雷)
病院の外に停めてある補給機内でバイオレットの機体の修復が行われる。大事には至らなかった。アールとカーマインが立ち合う。
スマートモンキーのメンテナンスが終わり、アールの肩に乗る。
「何があったんで?」
「杉山がプレーヤーキルをしようとしたから生け贄にしたんだ」
「何でギルドからキックした杉山が居たんで?」
「知らねえよ。こっちが聞きたい」
「あっしも万能じゃねえでさあから分かりやせん」
「何のためのメンテナンスだよ」
バイオレットが補給機のドックから出てきた。カーマイン達は心配している。
「皆ごめんね」
「バイオレット。無事で良かった」
「兄ちゃん」
「さて。カーマイン、バイオレット。病院の守りを固めようぜ」
「ああ」
「うん」
バイオレットが補給機から離れた時。ドカーン! 補給機が爆発した。モンスターのエネルギーボール爆雷攻撃だ。エネルギーボール爆雷は手で投げてくる。アールは反撃に出る。マシンガンでモンスターを牽制しながらトドメをレーザー光線ライフルで刺す。ジュワっとモンスターの身体が一瞬で溶けた。
「アールの旦那。レーザー光線ライフル使えやすね」
「こいつぁ強力過ぎる」
攻撃に来ていたモンスター数体は北側へ逃げていく。アールはまた深追いをしないでおいた。
「皆、敵は逃げた。レーザー光線銃が落ちてれば鹵獲するんだ。強力だぞ~」
「「「おー!」」」
ギルド、火の鳥のメンバー、サトル、ミセル、ロゼはモンスターが落としていったレーザー光線銃を探す。ライフルが1丁落ちていた。三人は相談してサトルが装備することになった。前のルクソール・オンラインでは三人ともレイピアを装備していたが、今のゲームでは持ってない。火力の強い武器が欲しい。レーザー光線ライフルはレールガンよりパワーがある。サトルは持っていたレールガンをミセルに渡した。ミセルはレールガン2丁体制だ。
カーマインは爆発した補給機の被害チェックをする。補給機は半壊していて使い物にならなかった。明るくなれば新しい補給機が来るが、それまで耐えなければいけない。
スマートモンキーがチームに一斉チャットをする。
「皆、聞いてくだせえ。我々、チームが拠点にしている病院は西側に位置してやす。モンスターの多くは東側の村に居やす。北側に逃げたモンスター達は武器製造工場に集まっていやす。そして島の中央には塔があり、どうやらそこから妨害電波が出てるみたいでさあ。リーダーのカーマインはどうするか決めてくだせえ」




