25話 襲来 2
前線に向けて作られた道路(砂利道)を進み、タクヤ達は指示された場所に到着する。
機銃座の間の隙間にいるよう命じられ、その場所に到着した。
今のところ敵はまだあらわれて内容で、周囲は静かなものだった。
だが、決して安心出来るわけではない。
敵の正面になってる場所では戦闘は既に始まっている。
そこからあぶれた敵は、左右にひろがり、前線の別の部分に殺到しているという。
タクヤ達のところにやってくるのも時間の問題だろう。
「敵の状況はどうなってる?」
社内ネットワークを通じて情報を得ようとする。
幸いにもまだそれは生きていて、社員同士のでやりとりが行われている。
「前線のほうはすごいですね」
「ライブ映像もありますよ」
「うわ、ひでえ」
それらを眺めながら、可能な限りの最新情報を入手しようとする。
このネットワークもいつ遮断されるか分からない。
そうなったら情報を得る手段もなくなる。
敵が襲来して通信がとれなくなった、というならまだ良い。
だが、不利な情報が流れる事をおそれた上層部がネットワークを使用不能にする可能性はある。
そうなる前に、出来るだけの情報を得ておきたかった。
「それと、出来るだけ横の連携も欲しいな」
タクヤの言葉に、森山をはじめとした班員が頷いていく。
「この周りだけでもいい。
出来るだけ連絡を取っておきたい。
何かあった時に助けあえるように」
「伝令を出しますか?」
「ああ、そうしてくれ。
話しの通じそうな奴がいればいいけど」
変に頭の硬い真面目や奴がいると困る。
死ぬまでここで仕事を全うしようとするかもしれない。
そんな奴がいたら、足を引っ張られる可能性がある。
「最悪、こっちで色々と処分しなくちゃならないかもな」
物騒な事を口にしていく。
だが、タクヤのその言葉に誰も異を唱えたりしない。
皆、死ぬのは嫌なのだ。
無駄死にに繋がるような事は極力避けようとしている。
死ぬ可能性を排除するためなら、最悪の手段もやむをえないと考えていた。
「致し方ないですね」
森山は特にタクヤに賛同していく。
かつて生死の狭間をさまよったからだろう。
無駄死になるような事は御免であるという。
「指示通りに動くのではなく、こっちはこっちでどうにかしなくちゃならない事もあるでしょう」
「そうならないのが一番だけどな」
ともあれ、これでタクヤの班の行動方針は決まった。
即座に伝令が周囲の部隊に飛んでいく。
通信機のやりとりでは傍受される可能性があるので、直接顔を合わせてやりとりをしなくてはならない。
その為に、伝令という古くからの手段を用いていた。
「あと、逃げ道も探っておかないとまずいでしょうね」
周囲の地図を広げながら、森山が進言してくる。
「このあたりは測量なんてされてないので、航空写真や衛星写真をもとにした画像が使われてます。
なので、大雑把な事しか分からないですけど」
「それがあるだけでもありがたいと思う事にしよう」
そう言いながら、逃げ出せる道がないかを探っていく。
通常の道路が使えない場合に備えてである。
その場合、道無き道を進んで帰還せねばならない。
「こうなると、燃料が問題になるな」
「出て来る時にかっぱらってきましたけど、少し不安ですね」
様々な手段を用いて、タクヤ達は弾薬や燃料などを数多くせしめてきている。
おかげで、他の部隊よりは少しだけ余裕がある。
それとて、この先どうなるかは分からなかったが。
「持ってきてる分で足りるか?」
「なんとも言えないですね。
どう動くかで変わりますから」
「じゃあ、出来るだけかっぱらってくるか」
「補給所の連中をどうにかしなくちゃいけないですね」
不穏な話し合いはその後も続いていく。
そうして周囲と連絡を取り、今後の事を考えていく。
タクヤはほとんど独自の集団をそうして作り上げていった。
最悪の場合に少しでも生き残れるように。
指示を待ってるだけではどうにもならない場合に備えて。
続きは明後日の予定。
よろしくううううううううううううううううううううううううううううぐううううううううううううううううううううううううううううううううううううぎゃ嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ輪ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ会えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお日いい言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言い言いいいいいいいいいいいべええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
うん、今、そんな気持ち
なんか、色々と何かがどうなってんだろと思う
あるいはこれが平常運転か?




