貴方は暇だったら『あーんされながら食べている龍神さまとズボラ女子』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
診断メーカー「幸せにしてあげて(shindanmaker.com/524738)」より
貴方は暇だったら『あーんされながら食べている龍神さまとズボラ女子』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
上の結果を元に、またまたシリーズ「龍神さまとズボラ女子」のその後を書きました。
今回はオマケ的な短いものです。
シリーズリンクより本編?を読んでもらわないと内容が全くわからないかもしれません。
あれから龍神さまと同じような存在となった私。
あのとき願ったことを、ただいま実践しております。
「龍神さま、はい。あーん」
「あ、あーーー」
なかなか龍神さま、口を閉じないなあ。
と思ったら、龍神さまに手を取られ、軽く揺さぶられると、手を引かされた。
あ。
「んむ。うまい。しかしこれ我が妻よ。
素手でこの龍神の姿の我の口の中へ入れるのなら、放り込むくらいで良いのだぞ。
しかもこの姿で我が口を閉じてみよ、おまえの腕まで食ろうてしまうではないか。」
龍神さまのお口は大きく、鋭い三股になった歯が幾重にも連なり並び、閉じられたが最期、無事では済まないのは間違いない。
「だから人型になろうと我が提案したであろうよ」
「いえ。それでは自信がないのです。」
「なにを心配することがある。」
しばらく黙り込む妻を不思議そうに見つめる龍神。
ようやく口を開いた妻は、真っ赤な顔をしてこう言った。
「なんだか、自分でも他さまの面倒が見れるのかと、それが愛するあなたと意識してしまうと、震えが、震えが止まらなくなってしまって。」
こんな状態で人の口の大きさの食べ物を口元に無事に運べるとは思えないと、恥ずかしげに妻は答える。
「やはり、私には人の面倒をみるのは難しいみたいです。だから龍神さまのお姿であればうまくいくと考えたのですが。。」
やはり私には難しいのかな。
そう辛そうに笑った妻に、龍神は愛しいという思いをその瞳に隠すことなく写しながら、愛する妻へとことばをかける。
「はじめから上手く行くものなどそう多いものではない。
我を思い震えてくれるとういのだ、汚れようがしくじろうが我は一向に構わぬ。
しかしそう聞いてしまうと一度そのさまを見てみたくなってしまった。
我が妻よ、我は人型をこれよりとる。
その手で我の口へと、試しにやってやってはくれぬか?」
それは、常に甘えるばかりであった妻へとはっきりと明確に龍神が甘えたはじめてのことばかもしれなかった。
これまでにもいくらかありはしたかもしれない。
しかし妻がはっきりと甘えられていると明確に感じたのはこれがはじめてだったのだ。
嬉しさが込み上げ、興奮で顔が真っ赤になってしまっている自覚はあるが、それどころではない。
「よ、汚してしまうかもしれません。」
「構わぬと言っただろう?やはりダメか?」
「ダメなどではありません!!」
思わず大声で返すと龍神は楽しげに笑い、妻もなんだか楽しくなって笑いが込み上げてきた。
「では人型をとるでな。それ。我が妻よ、そこなるものから適当で良い。」
「はい!」
山と積まれた食材から適当にふさブドウを取り、そこから一口分を軽く摘まみ取って、龍神さまと向かい合う。
手はこれ以上ないほど真っ赤に震えているが、妻と呼ばれた女はとびきり真剣にそれを掲げ、また一層心の臓の音を大きくしつつ。
「龍神さま、参りますよ!あーーーん!!」
「あーーむっ」
「ひゅっ!」
面白がった龍神が、妻の指までくわえると、
変な声を上げ、妻はひっくりかえって、、しまう前に龍神が支えたが、妻はもうのぼせて目を回してしまったようだ。
自身の面倒を見ると張り切る妻は、一層面倒がかかるようになり、龍神はさらなる喜びに日々幸せを感じるのであった。
ハッピーエンド!
お題がそもそもイチャイチャさせるだけですでに幸せになってると思ったので、それだけじゃないものにしたいと頑張った、つもりです。。
今後も長編にはチャレンジ出来そうにないので、短編をシリーズでリンクしてくかんじになりそうな予感。
あ、そうです、ラブカです!笑