第2話 斬られました
間を置いた割に短めです。
許してくれめんす(´△`)
まぁそういう理由で鬼に追いかけら現在に至るのである。
「ってんな事言ってる場合じゃねぇぇええええええええ!!」
まてまてまて!なんだこの状況!?なんで俺は追いかけられてんだ!?ていうか鬼!?ありえないだろこの現代日本で!
くそっ!なんだってんだ一体…………今頃涼しい室内でゲームしているはずだったってのに………………
などと色々忙しい思考をしている彼だったが、ふとある事に気付く
「あれ………………なんでこんなに人いないんだ?」
そう、人を全くといっていいほど見ないのである。
これが夜中だというならまだなんとか理解できる。
だがまだ日も落ちていない時間帯だというのに人と会わないなんて事あるだろうか。
それに彼は逃げるために普段以上に凄まじい速度で走っているのである。
今なら全力疾走の陸上部と競走しても勝てるんじゃないか?と思うほどには走っているのである。
「くそっ!何処まで追いかけてくんだよこの首だけ鬼は!」
悪態をついても鬼が諦めてくれるわけでもなく、彼も人なので体力の限界というものがある。
20分ほど走り続けただろうか、彼は走りに走った挙句自宅近くまで戻って来て力尽き倒れ込む。
「ッ…………………ハァ……ハァ」
彼が倒れ込むのと同時に鬼があと数メートルの所でゆっくり減速し徐々に距離を詰めてくる。
(あぁ……………せめて死ぬ前にもう一度ログインしたかった………)
鬼の顔がすぐそばまで迫る。
もう駄目か…………彼がそう思ったその時、
「GYa…………………」
悲鳴のようにも聞こえる声を発し鬼が二つに割れる。
「………え?………はっ?」
あまりの事に思考が追い付かない綾人。
それもそうだろう己を食おうと近づいてきた鬼が目の前で真っ二つになったのだから。
「助かった…………のか?」
未だに何が起こったのか理解できなかったが、とりあえず胸をなで下ろす綾人。
「はぁ………それにしても何が起こったんだ?」
綾人は目の前に転がる鬼の亡骸を見る。
「うわ………グロっ」
ありとあらゆるゲームをプレイし様々なジャンルのアニメを見てきて常人よりグロ耐性があると思っていた綾人だったが、実際に目にするのとではやはり別だった。
「うっ…………」
「最後の一匹………意外と手こずったわね」
「!?」
吐き気を抑えていた綾人は、突然響いた女性の声に顔を上げる。
「あ、あんたは一体………」
「!………これは少し想定外ね………目撃者がいたなんて」
少し驚いたようにそう女性は言った。
そして綾人はそんな彼女に見とれていた。
無理ないだろう、そんじょそこらのモデルよりも美人なのだ、まさに大和撫子といった感じだろう。
「あ………あの」
「どうしたものか……………」
どうやら思考の海に入っているらしい、声をかけるがかえってこない。
「あの、すみません」
「よし………死んでください」
「………え?」
「死んでください」
「死んでくださいって………え?」
自分がなにを言われてるのか理解できない綾人。
いや、理解できないというより理解を拒んでいるのだろう。
「大丈夫です。痛みは一瞬ですから」
「いやいやいや!そういう問題じゃ……」
それは一瞬だった。
鋭い痛みが走る。
何をされたのか理解出来なかったのでおそらくになるが……………斬られたのだろう、あの女性に。
抜刀して振り切った形で止まっている女性を見れば想像は容易だった。
(あぁ………くそ…………やっぱり死ぬのか………)
そして彼の思考は徐々に暗闇へと落ちていくのだった…………
■
「まさか目撃者がいるなんて………」
綾人を斬った女性は再度そう呟く。
鬼を始末するだけと思っていたが面倒なことになった。
「はぁ…………」
溜息をつきながら自分が斬った男を見る
「まぁ、仕方ない……………かな」
彼女はこれから起こることを想像し、気が重くなるのであった。
文が読みずらい?
話がわからない?
もっと長く書け?
だが私は、退かぬ!媚びぬ!省みぬッ!
すいません省みたほうががいいですね………