引きこもりがピンチ?
どうも、ユルスネコフです
面白いと思っていただければうれしいです
今後ともよろしくお願いします
いざこざがあったその夜
サーシャさんが何か言ってくるに違いないと思って、いつもなら寝ている時間帯に起きていた
俺はやることがないと夜10時には寝ている人間だったから、この世界では日が落ちきったら寝る、というのが習慣になりつつある
現に今も恐らく1時を過ぎた頃だろうか――――――とてつもなく眠たい
もし願いが叶うなら寝かせてください、お願いします!と神にでも仏にでも頼んでしまいそうだ
そのくらい眠いのだ
いつ来るかわからないサーシャさんを今か今かと待ち続け…ついに!!
朝になりました
「え?…来ないの?」
俺の人生初の無駄な徹夜だった
その後、朝食時に問い詰めに行った
「なんで昨日来なかったんだよ!!」
「え?約束してましたっけ??」
………あー、うん、してないね
「でも!昨日のあの流れだったら俺の部屋に攻め込んでくるのが常識じゃないのか!?」
「ボクにそんな変態的常識を押し付けないでください。なにより、昨日の件は隊長たちが戻ってからにするとボクは言ったはず。それを君が勘違いしただけじゃないかな?」
む、むぅ…正論だ、実に正論だ。しかしだ!
「俺はそんなことを言っているのではないあんたの空気を読むセンスの話をしてるんだ!」
「ボクが空気がわかる人に見える?」
「あー…」
「そこで納得しないでくれる!?一応傷つくんだよ!」
「……で、だ。その隊長さんたちはいつ着くんだ?」
「サラッと流すんだね…慣れてるからいいけど。隊長は多分今日のお昼過ぎには戻ってくると思うよ」
慣れてるんだ…なんか不憫な子に思えてきた
こんなに元気娘っぽいのに弄られキャラなのか…いや、元気キャラだからこそか?
「なんか馬鹿にされてる気がするんだけど…」
「完全に気のせいだ」
哀れんでただけだし
なんとなくのんびりした空気が流れ俺も、多分サーシャさんも落ち着いて来た頃だった
「た、助けてくれー!!」
「「!?」
「ボクは行ってくる!君は大人しく部屋の中で待ってて!!
そう言い残してサーシャさんは行ってしまった
俺は……寝るかあ
……
…………
………………
「だーーー!!こんな状況で寝てられるかぁぁ!!」
未だざわついてる場所まで走っていった
現場に着いたが状況が見えないから近くに居るやつを捕まえて事情聴取することに
「なぁ、どんな感じか聞いていいか?」
「あ、あぁ…途中からしか分かんないんだが、鎧を着た奴等が門で暴れてるらしいんだ。それでこの町の騎士が押さえ込んでるみたいだが…」
「なんな不味い感じなのか?」
「あぁ、鎧の奴等が妙な程に強いみたいでな、町の騎士も抑えきれなくてどんどんこっちに押しやられてる」
もしかして騎士たちって弱いのか?鎧の奴等の実力は知らんけど
「でもな!王都の騎士サーシャ様が偶然この町に居たらしく、さっき戦いに参戦してたからもうすぐ片がつくと思うぜ!」
あー…うん、だといいんだけどね
どうせ勝てなくて町の中まで侵入、後から来る隊長に倒されるってのがオチだろ?
「ぐわぁぁ!!」
ほらな?
で、町民がパニックになって逃げ惑い、10人くらい捕まりそうだな
「ママぁぁ助けてぇ!」
あ、あの母親、子ども見捨てて逃げやがった
子どもよりも自分の命、か
わからんくはないけど、実際に目の前で見ると酷い事してるって思える
色々と考察していると気がつかなかった
――――――――――鎧の奴等に攻撃されていることに
「なんだこいつ!!」
鎧の奴等の一人がそう叫び、その声で周囲を鎧のやつらに囲まれているということに気がついた
「…もしかして、俺が標的?」
「てめぇ!俺らが何しても興味が無いってか!?そのドテっ腹に風穴開けてやるから覚悟してやがれ!!」
「え、いや、あの…」
「おい!仲間集めて来い!!この野郎をぶちのめす!!」
そう言って数人が仲間を呼びに走り去ってしまった
正直一人相手でも死ねる自身あるのに、そんなに数いたら確実に死ぬよ?
「俺らに囲まれても一歩も動かないなんてな…相当自分の腕に自身があるんだろ?」
いえ、びびって動けないだけです
「俺らはこのぬるま湯な町で退屈してたんだ、ちょっくら刺激のある戦いってもんを教えてくれよ」
刺激、ねぇ…なら
「そんなに刺激が欲しいならさ、俺の話聞いて見ないか?」
「話だと?時間稼ぎのつもりかもしれねぇが…いいだろ、俺らの仲間が着くまでは聞いてやる」
よし、これで俺の妄想を垂れ流しにすればきっと戦意喪失してくれる!…といいな
俺の居た国にはメイドという職業があるんだが、この職業は一般には奉仕をする者の呼称だったんだ。だが、裏では表の片鱗すら見せない姿があった。
裏世界の人間にとってはメイドは死神や悪魔といった存在と同義だった…なんせ見たら死ぬと言われているからだ。
裏の世界から一人、また一人と姿を消し、メイドの存在に恐怖し、一つの計画を立てた。メイドが怖いのは裏だけだ、なら表のメイドを殺せば裏のメイドも死ぬだろう。そんな安易な考えで計画を進めていった
そんなある日……よし、明日決行だ!と意気込み、今日はゆっくり眠れと言い解散となった。
頭をしていた者は布団に入ると何故か悪寒が走った
―――――今寝ると大変なことになる!そう思い仲間に連絡を取り、いつもの場所に集まることにした
頭は先に着き、仲間を待っていると
「うわぁぁぁああああ!!」
仲間の叫び声が響き渡った
どうした!?と様子を見にいくと…そこには誰もいなかった
その後も仲間の悲痛な叫び声が響き渡り、頭は何度も何度も様子を見に走った
だが、どこに行っても仲間の姿は見えない
そうだ、電話すればいい!
「あ、おい!お前今どこにいるんだ!?早く集合場所に来い!」
「は?いるだろ?」
「どこだよ!見えないぞ!?」
「そりゃそうだったな」
「ふざけてないで俺のとこに来い!!」
「はいよ~」
しばらくすると仲間から電話があり、出て見ると
「今頭の近くにいると思うんだけど…」
「あ?見えないぞ?」
「あ、いたいた、今そっち行く」
そういって電話が切れた
電話が切れてから数分後
「お待たせ~」
「遅い!集まれっつったら早く集まれ!!…………ん?」
声がした方を向いても誰もいなかった
「お、おい、悪ふざけはやめてくれ!」
「ごめんごめん――――今後ろにいるよ」
肩に手を置かれたのでそっちにいるのか、と振り向いてみると
そこには悪鬼に姿が!!
俺の妄想垂れ流しが終わった瞬間、俺の視界には多数の騎士の姿があった
そして……肩に手を置いてしまった
俺の話の後だからか全員『ビクっ!』として固まってしまった
その様子に困惑した騎士は
「どうなっている?」と俺に聞いてきた
「あー…少し話をしたらこうなりました」
「よくわからんが、ご苦労だった。この者らはこちらで引き取る」
「どぞどぞ、持ってってくださいな」
鎧の奴等を後ろ手に縄で縛り連れて行った
イサミの妄想は何故か怪談になりました
実際に頭として体験したらすごく怖いんじゃないかな?と思ってます
話の辻褄が合ってない、もっとこうした方がいい等の意見がありましたら
活動報告まで一方お願いします
できる限り改善させていただきます
評価していただけると幸いです