第6話☆山登り
2人は街を出発した。
ラフォス
「そういやさ、なんで大聖堂が山の方にあるんだよ?」
ルーク
「リース教は木の精霊を崇拝してるって事は……」
ラフォス
「あっ、なるほどね〜………ってそろそろルークの武器を教えてくれよ〜」
ルーク
「知りたい?」
ラフォス
「もったいぶらないで早く教えてくれよ!」
ルーク
「しょうがないなぁ。」
そう言うとルークは腰にさしていた二丁一対の銃を取り出した。
ルーク
「これが僕の武器、『ツインソニック』だよ。」
ラフォス
「へ〜銃か?かっちょい〜な〜。」
ルーク
「ていうかずっと腰にさしていたんだけどね(笑)」
ラフォス
「…………あれ?弾は?」
ルーク
「話変えたね……(笑)弾はいらないんだ、僕のフォースを使ってるから。」
ラフォス
「フォース?何ソレ?」
ルーク
「フォースっていうのは人が持ってる………んーなんて言ったらいいかな?……精神力?みたいな物だよ。」
ラフォス
「へ〜オレにもあるかな〜?」
ルーク
「あるんじゃないかな?ほとんどの人間、いや生物にはあるらしいし。…あとこれは余談なんだけど極稀にフォースを全く持たない人間がいて、その人達は例外なくなにか特別な力を持ってるとか持ってないとか。」
ラフォス
「どっちだよ!?まぁどっちでもいいや。」
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2人が大聖堂を目指して街を発ってから既に一時間が経とうとしていた。
ラフォス
「まだかよ〜?」
ルーク
「はぁはぁ………結構山ってきついね…はぁ…ラフォスは平気なんだね……」
ラフォス
「まあオレは山で育ってるしな〜あとは………若さかな(笑)」
ルーク
「おいおい……またそんな冗談を……」
ラフォス
「冗談でもないんだけど………」
ラフォスはルークに聞こえないようにボソリとつぶやいた。
ルーク
「あれ、人が……」
ラフォス達が向かう方向から黒いローブを着た男が歩いてきた。
ルーク
「こんな所に人がいるなんて……」
ラフォス
「んー?」
ルーク
「いや、気のせいだろう……」
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ラフォス
「あれ?なんかコゲくさくないか?」
ルーク
「…クンクン……確かに……」
なんとラフォス達が目指す大聖堂が燃えていた!!
ルーク
「あ、あれは…まさか!?大聖堂が燃えてる!?」
ラフォス
「マジで!?なら急がないと!」