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第3話☆謎の二人組

 

ラフォス

「う〜ん……重い!!」


フィナ

「まぁまぁ、ガマンしてよね。」


ラフォス

「しょうがないな〜」


二人は山小屋へと歩いていた、両手に買い物袋を持って。


ラフォス

「!!!!」


ドサッ!


ラフォスが突然袋を落とした。


フィナ

「……え?どうしたの?……あ。」


道をふさぐようにかなり大きめなスライムがのっぺりと居座っていた。


ラフォス

「なんか大きいな……」

フィナ

「気持ち悪いね……ってこっちに来た!?」


のそのそ、のそのそと近づいてくる。


ラフォス

「よし、ちゃちゃっと済ませよ。」


ーーーーーーーーー


ラフォス

「デカくてもやっぱスライムだなぁ。」


真っ二つになったスライムが蒸発するかの如く消えていった。


フィナ

「帰ろっか……ってアンタなに袋落としてるのよ(泣)」


ラフォス

「あ、……ドンマイ(笑)」


フィナ

「全く……でもアリガト。」


ラフォス

「当然だぜ!!」


二人は再び歩き始めた。


ーーーーーーーーー


〜10分後〜


テクテク……ドサッ


ラフォスの背後で袋を落とす音がした。


ラフォス

「なんだフィナ、またスライムでも出たか(笑)」


なんと黒ずくめの二人組がフィナを連れ去ろうとしていた。


ラフォス

「誰だお前ら!?」


見ると謎の二人組は忍者のように顔を隠し、不気味な雰囲気を醸し出している……


黒ずくめA

「………」


ラフォス

「と、とにかくフィナを離せ!!さもないと……これで……き、斬るぞ!!」


ラフォスは震える腕で剣を構えた。


黒ずくめB

「………」


なんの前触れもなく、一人が向かって来た!!


ラフォス

「うわっ!?」


ガキーン!!


剣と剣が交わり、ぶつかり合う!!


ギィン!ガキィン!


ラフォス

「くそっ……」

(コイツ…強ぇ!!)


黒ずくめB

「……………」


ラフォスは一度距離を広げた。


ラフォス

「ハァハァ………」

(ヤバいな……)


黒ずくめA

「………この女がどうなってもいいのか?」


驚くほど無機質な、そして無感情な声だ。


ラフォス

「くっ……」


気絶しているフィナの首もとに鈍く銀色に光る短刀が突きつけられていた。


ラフォス

「お前ら……!?」

(あれ!?もう一人は……)


グサッ……


ラフォス

「!!あっ……」

(後ろ!?)


ラフォスの背中にはさっき見たのと同じ短刀が突き刺さっていた。


黒ずくめB

「………」


ドサッ


ラフォスはそのまま前のめりに倒れてしまった。


ラフォス

「うぅ……く…そ……!!」


ラフォスの霞んだ目に連れて行かれるフィナの姿が映る……


ラフォス

「フィナ………ご…めん……」



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