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第25話☆いざ炎の洞窟へwithサラ

 

ラフォス

「うっわ〜!」


ダン

「スゴい……」

(散らかりすぎ……)


その倉庫……いや、家はおびただしい数の本により床が見えないぐらいだ。


サラ

「さ、こっちよ。」


サラを先頭に本の迷路を進んでいく。


ラフォス

「ケホッ……埃っぽい……」


サラ

「悪かったわね……」


サラの眼鏡に埃が少し積もっている気がする…


サラを先頭に迷路を進んでいくと、いかにもここに住んでいます。といった感じの空間があり、ポツンとテーブルとイスがあった。


ラフォス

「えーと…精霊について知ってるんだよね?」


座るやいなやサラに問いかけた。


サラ

「ええもちろん。……でもそれを知ってどうするのよ……?」


ラフォス

「どうするって……ん?なんで精霊を探してるんだっけ?」


ダン

「ラフォス………」


ーーーーーーーーー


ラフォス

「あっ、そうそう。というわけなんだ!」


サラ

「なるほどね。ただし条件があるわ。」


ラフォス

「条件?」


サラ

「簡単な事よ。私も連れて行ってって事。」


ラフォス

「大丈夫……だよな?ルーク。」


ルーク

「………」


ラフォス

「ルーク?」


ルーク

「ん!?ああ……問題ないよ。」


ラフォス

「疲れてんのか?」


ルーク

「いや、ちょっと考え事をね。」


ラフォス

「ふーん……。」

(そういや朝もだったよな……)


サラ

「そ。連れて行ってくれるのね。」


ラフォス

「うん……で…まず精霊なんているのかよ?」


サラ

「ええ、確かに存在しているわ。」


ラフォス

「なら、なんで村の連中は質問に答えないんだよ?」


ルーク

「答えないばかりか、こっちに敵意むき出しな人もいたしね。」


サラは少し話しにくそうに続けた。


サラ

「うーん……火の精霊『イフリート』は確かにこのタムの地にいる。でもそれは私達に対して忌み嫌われる事しかしてこなかったの。」


その答えに首をかしげたラフォス。


ラフォス

「え?4体の精霊は昔の勇者達なんだろ?なら村に対してそんな事……」


サラ

「原因はわからない……だから実際にこの目で確かめたい、そして説得できないかもしれないけど………村のためになんとかしたいの。」


ラフォス

「じゃあ早速行こうぜ!!」



ーーーーーーーーー


村を出て平原をしばらく歩くと山があり、その岩壁に穴がぽっかりあいていた。


ラフォス

「あれかな?」


サラ

「そうよ。」


ダン

「なんだか暑いね……」


近づくにつれてその洞窟から熱気が吹き出ている……


ラフォス

「この中に入るのかよ!?」


サラ

「しょうがないでしょう?じゃ、いってらっしゃーい。」


ラフォス

「……え?サラさんは行かないのかよ!?」


サラ

「当たり前じゃない…危ないことこの上ないわ!」


ダン

「さっきは村のためになんとかしたいって…」


サラ

「それとこれとは話が別よ。か弱い女の子を危険な所に入らす気!?」


ルーク

「……」

(か弱い、ねえ……)


ラフォス

「……じゃあここで待っててくれよ。」


サラ

「頑張って精霊を連れてきてね〜」


ラフォス

「は〜……」


三人は熱気を浴びながら洞窟に入った。


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