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第2話☆剣技

 

二人は街へ続く道を下っていってる。


ラフォス

「そういやさ、今日は何しに行くんだよ?」


フィナ

「ちょっとした買い出しよ……今朝急に食料が減ってたのよね……」


ラフォス

「へ〜……って俺のせいじゃないよ!!」


フィナ

「分かってるわよ……だって軽く一週間分くらい無くなったのよ。」


ラフォス

「マジでか、もったいないな〜」


フィナ

「もぅ……」

(でもホント何でだろ?)


ーーーーーーーー


二人は腕いっぱいに紙袋を抱えて帰路についていた。


ラフォス

「重いよ〜……」


フィナ

「我慢してよ、一番食べる誰かさんのためにたくさん買うんだから。」


ラフォス

「ちぇっ……」


ーーーーーーーーー


二人はゲームセンターみたいな施設の前を通り過ぎた……しかしラフォスが戻ってきた。


ラフォス

「おいおいフィナ、見てみろよ!こんなの前来た時はなかったぜ!」


ラフォスは『振って闘え!!ソードウォーリアーズ』という看板に目を奪われた。


フィナ

「子供じゃないんだから……」


ラフォス

「男は永遠の少年だぜぇ!!」


ラフォスはお金をいれて画面の説明を読んだ。


ラフォス

「えーと、なになに……コントローラーを剣みたいに振るといいのか。」


コントローラー(決してWi〇ではない)を握り締め、ゲームが始まった。


ラフォス

「おっ現れたな敵め!!うぉりゃ!!せいやぁ!!とぅっ!!」


ラフォスの奇声……いや、気合いの入った声にいつしかギャラリーが現れはじめた。


フィナ

「もぅやだ……」

(恥ずかしい……)


ラフォスがギャラリーを集めたわけは目立つ声もあったが、それ以上に卓越した剣技にみな目を奪われていた。


ラフォス

「うぉりゃ!!……おっクリアーしたぞ!」


テレレテッテテー♪


画面には『ランキング一位です!おめでとう!!』とでている。


ギャラリーの一人

「すげー!!ハイスコアだ!」


ギャラリーの一人

「やるじゃねぇか、少年。」


フィナ

「…………」


ラフォス

「いや〜それほどでもな……ん、フィナどうしたの?って痛ててて!!耳がちぎれるぅ!!」


フィナ

「帰るわよ……」


ラフォス

「わかったから耳から手を離して……」


フィナ

「ふぅ……」

(全く……)


ラフォス

「痛ててて……」

(フィナって怒るとメッチャ怖い……)


フィナ

「帰るわよ……ほら持って。」


ラフォス

「おう……」


ゲーセンから出た二人。


ラフォス

「ありゃ?雨が降りそうだな?」


フィナ

「ホントだ……朝はあんなに晴れていたのにね。」


ラフォス

「早く帰ろ〜ぜ。」


フィナ

「そうね……ってアンタがゲームしてたんでしょ!!」


ラフォス

「へへへ……」


二人は行きよりも少し早足になりながら歩き出した。



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