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第15話☆血の海

 

ラフォス

「よし……行こうか。」


ダン

「もういいのか?」


ラフォス

「あぁ。いつまでもくよくよしてちゃおじさんが浮かばれないからな……」


ルーク

「そうだね……」


ーーーーーーーーー


三人はカナテで準備を整えていた。


ラフォス

「こんなもんかな?」


ルーク

「そうだね、おじさんが託したとはいえお使いみたいなものだからね。」


ラフォス

「お使いって……ま、そうだけど。」


ダン

「じゃあ行こうよ!」


ニルビアへと向かう一行。

しかし、ボノ山賊団とは違う

「本当の山賊」が三人をにやけながら後をつけていた。


山賊A

「あいつら装備やら見る限り持ってそうだぜぇ?」


山賊B

「そうだな〜ウヒヒヒ!」


ーーーーーーーーー


ラフォス

「う〜ん、結構遠いな〜」


ルーク

「隣っていっても、国だからね。」


ダン

「まだ関所すら見えてないよな……」


人通りの無さそうな林道で突然がたいのいい男達が7人道をふさぐように立っていた。


ダン

「なんだ?アレ?」


山賊A

「なんだとはなんだ?ココを通りたきゃあ一人1000ゴールド出しな!」


ルーク

「……なんか随分古い山賊だね…」


ダン

「これが山賊か〜……なんかダサいな〜」


ラフォス

「……………」


山賊B

「アァ!?ダサいだと!?コッチが下手に出てりゃ好き勝手言いやがって!やっちまうぞ!」


山賊C

「抵抗しねぇ方が身のためだぜぇ!?」


ルーク

「くっ…どうする?」


ラフォス

「………………………………邪魔だ…」


ヒュンバシュシュバシュシュ!!


その場にいた全員ーーラフォス以外が光と風が通った気がした。


山賊B

「うっ…なんだ風か?」


ルーク

「目にゴミが、イテテ…」


ダン

「あれ?ラフォスは?」


山賊達

「ぐわっ!?」


ブシュュュー!!


少し間をおいて、その場が血の海になった。


ルーク

「うわっ!!」


ラフォス

「ハァハァ……」


ダン

「まさかラフォスがやったのか…?」


ラフォス

「う…うん……行こう。」


ルーク

「……」

(ラフォスは怒らせないようにしよう……)


まだまだニルビアは遠い。



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