第12話☆開かない扉
ーーーーーーーーー
ラフォス
「ハァハァ……ハァ…」
ラフォスは走った。さっきまでも全力で走っていたのに、自分でもどこにそんな力が残ってるのかわからないぐらい速く走れた。
ラフォス
「ハァハァッハァ……」
(きっとあの部屋にいるはず……!!)
おじさんの山小屋は山小屋という言葉が合わないほど広く、八部屋もある。しかし、ラフォスは一つの部屋を目指していた。
ラフォス
「ハァッハァッハァ……」
ラフォスはまだ1分ほどしか走ってないが、ラフォスにとっては10分にも20分にも感じられた……
ラフォス
「ついた!…ッおじさん!!」
ガチャッ!!
ラフォスはおじさんの寝室に辿り着き、ドアを開けようとした……
ラフォス
「!?……開かない!?」
ガチャガチャガチャ!!
ラフォス
「くそぉ!!中にいるはずなのに……!!」
ドアの裏に何かつっかえてる様子だ。
ラフォス
「くそっこうなったら!!」
ドンッドガッドンっ
ラフォスは力任せに扉に体当たりをした。何度も何度も……
ラフォス
「くそっ!くそぅ……」
そうしている内に後方からルーク達が追いついてきた。
ルーク
「ハァハァ…やっと追いついた……」
ラフォス
「二人とも!手伝ってくれ、ドアが開かないんだ!」
ルーク
「わかった!」
ダン
「うんっ!」
ドンッガンッドンッ
バーンッ!!
扉が開いた!