第10話☆嫌な予感
ダン
「こっちだ。」
ラフォス
「こっちに魔導師が行ったんだな?」
ダン
「あぁ、……ゴメンなフィナさん達が行った方向分からなくて……」
ルーク
「気にしなくていいよ。手掛かりがあるだけで十分だよ。」
ラフォス
「そうだよダンに会えた事もスゴい偶然だし。」
ダンの案内を頼りに道を進んで行く一行。
ラフォス
「いや〜結構歩いたな〜」
ルーク
「だね〜」
ラフォス
「……あれ?」
ルーク
「どうしたんだい?」
ラフォス
「いや、俺達が来た方向だよなこれ。」
ルーク
「!!……今ごろ気づいたの?」
ラフォス
「っ!!バッ馬鹿言え!最初に気づいてたわ!!」
ルーク
「ふーん(-з-)」
ラフォス
「あー!!ムカつく!」
ダン
「は〜…」
(こいつら僕より年上なのか?)
またしばらく歩き……
ラフォス
「あ、分かれ道だ……」
ルーク
「ダン、ここからは分からないよね?」
ダン
「うん…」
ラフォス
「……こっちだ……急ごう…」
ダン
「え?何で?」
ラフォス
「この道の先は俺の住んでいる山小屋しかない。おじさんは足が悪くて外に出れないのに……こっちから向こうに行った形跡がある……」
ルーク
「ホントだ……」
ラフォス
「それだけじゃない……この道に進むって事は山頂に用があるかあるいは……」
ルーク
「まさか!?」
ラフォス
「おじさんが危ない!」