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第十話 覚醒

「腹減った」


 歩き続けて多分昼頃、誰にともなく空腹を伝える。


「なら、昼食にするっす」


「そーいや、弁当もらってたんだった」


 今日は良いが、旅をするなら食事のことも考えないといけない。ところで俺は料理とか出来るんだろうか。


「お昼御飯!?」


 ご飯につられたクロが大きく反応する。


―――きゅるるるるるる


 同時にクロの腹の虫がなく。が、


「残念ながらお前の分は無い」


 もらったのは三人分だった。


「がーん」


「冗談だ。俺の分で良いなら半分ぐらいやる」


「ほんと?」


「ああ、本当だ」


 まあ、流れ上仕方なくだが、連れてきた以上見て見ぬふりは出来ない。


「やった、オーマ君大好き!」


 クロが飛びついてくる。


「!!!」


「はいはい、っと、このあたりにするか。木陰になって良い感じだ」


「そ、そうですね、それはそうと半分ではオーマが足りないのではないですか?私の分を食べませんか?」


 何故か分けてくれようとするヒメ。それならクロに分ける分を折半するべきではないか。


「いや、いいよ。それだと今度はヒメが足りなくなるだろ?」


「だ、大丈夫です、実はあまりおなか空いてなくて・・・」



―――くぅーーー



 そして鳴くヒメの腹の虫。


「・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・・・・」


「何か言ってください!」


 ええー。


「とにかく、怪我人はちゃんと食べろ。仮に食欲が無くても、だ」


 地面に座りながら説得する。


「うぅ~~~」


 それを境に皆も座り始める。俺の左右をクロとヒメ、正面をシャルが陣取る。


「ではオーマ様にはうちの分のお弁当を食べてもらうっすよ」


「シャル!?」


 そこへ、シャルが弁当を出しながら口をはさむ。ん、今どこから出した?まるで突然現れたかのように見えた。・・・見間違いだよな。


「いや、だから俺は別に―――」


「なら、わたしもオーマ君に分けてあげる!」


 クロまでも、何故か俺に分けようとする。


「お前が分けたら本末転倒だろうに・・・・あれ?俺の弁当ってどこやったっけ?」


 三人分の弁当を受け取った時に各自で持っていたはずだが、俺はそれを・・・・どうしただろうか?


「アイテム袋に入れたんじゃないんですか?」


「アイテム袋・・・・ああ、あの何でも入る異空間袋か」


「何っすか、その高次元なアイテム袋は・・・。ただのアイテム袋っすよね?」


「いや、だって、本当になんでも入るし」


 と言っても、俺はまだ氷狼の涙と弁当を入れただけで、使いこなしているとは言い難い。


「・・・・・どうやって出すんだ?」


 入れたは良いが出し方を知らない。


「腕を突っ込めばいいんじゃないっすか」


 何それ。戻した時ぐちゃぐちゃになってたりしないよな?腕が。


「こう、アイテム欄から選ぶようにぴっぴって」


「なるほど」


 こんな説明の方が分かりやすく感じるのが本当に・・・・。




~アイテム~


 ヒメの記憶1

 ああああの記憶1

 ヒメの記憶2

 氷狼の涙

 弁当




 ・・・・・・・・あれ?


 なにこれ、なんかヒメの記憶入っちゃってるんだけど?


 他にもああああの記憶とかよくわからないものも入っている。ああああってなんだ?入れた覚えがない。


「・・・・・・・・・」


「どうしたのオーマ君?」


「あー、いや・・・・ほれ弁当」


「ありがとー」


 アイテム欄から選択し、目の前に出現した弁当をクロに手渡す。何か凄い。超文明の片鱗を見た。しかし今はそれに構っているときではない。


「なあ、ヒメ・・・・」


「はい、どうかしましたか?」


「『ヒメの記憶1』と『ヒメの記憶2』がアイテム袋に入っていた」


 クロとは反対側、右隣に座るヒメにそのことを伝える。


「何です?それ?」


「分からない」


「記憶・・・・すか」


「シャルは何か分かるの?」


「ん~とりあえず使ってみるっすよ」


 ヒメが尋ねるがシャルもいまいち確証は得られないようだ。


「本当に良いのか?」


「ダメならダメで使えないと思うっすよ?」


「そんなものか?」


「そんなものっす」


「むしゃむしゃ」


 既に匙のようなもので弁当を平らげていくクロ。


「で、1と2どっちがいい?」


「・・・・1で」


「じゃあ『ヒメの記憶1』」


~どうする?~


→使う

 渡す

 捨てる

 やめる



 また、頭の中に浮かんでくる。


 使う?渡す?どっちがいいんだ?


「今度はどうしたんですか」


「使うと渡すがあるんだが、どっちがいいんだ?」


「渡してどうするんすか、使うに決まってるっすよ」


「そうか?なら、使う・・・」


~誰に?~


→オーマ

 ヒメ

 シャル

 クロ


 いや・・・・ヒメだろ。ヒメの記憶なんだから。


 と、そう意識した途端手が勝手にヒメの額に向かう。


「なんだ?」


「!?」


 ヒメがびくっとする。


 そして、手がヒメの額に触れる。何かを流し込む感覚。


「ん・・・・」


「ヒメ様?大丈夫っすか?」


「・・・・・・・」


「ヒメ?」


「ヒメ様?」


「むしゃむしゃ」


「・・・・・・・」



――すっ




 ヒメが剣を抜いた―――



「え・・・?」


「ヒメ様・・・・?」


「???」


「・・・・・・・・・・・・・・覚悟!」



――ぶん!



 そして振るった。


「え、ちょっ、ええええええ!?」


 脅威の回避力。自分でも不思議なことに紙一重でかわしていた。目の前を通り過ぎた凶刃に血の気が引く。しかし外したという結果にヒメは追撃しない。そもそもヒメが正気なら決して外しはしない。つまり。


「御乱心、御乱心っすか!?」


 昼食の場が一転、大わらわになる。立ち上がる俺とシャル。自然ヒメから距離を取る。


「むっ!食事中は騒いじゃだめなんだよ?」


「あ、そうですね・・・・すみません」



――すっ



 ヒメが剣を納めた。そして座る。



 そんなあっさり。


「えっと・・・・?」


「いったい何が・・・?」


「はい、オーマ君の分!」


 クロが何事も無かったかのように半分ほど減った弁当を差し出してきた。


「あ、ああ」


 何が何だか分からなかった。



――じー



 何故かヒメが俺のことを睨んできていた、何で?


「シャル?何か分かるか」


「い、いえ、全く。でもヒメ様の記憶が原因だったことには間違いないっす。オーマ様が何かしたんじゃないっすか?」


「していたとしても俺は知らない!」


「威張って言わないでくださいっす!」


「・・・・・・?魔王が・・・勇者・・・?何で・・・みんな生きて・・・・あれ?オーマ?」


 腰を落ち着けたヒメは俺を睨んでいたかと思うと、不意に視線を落とし何かを呟き始めた。


「ヒメ?本当に大丈夫か・・・?」


「近づかないでください!!」


「はいっ!」


 心配して近づこうとする俺をヒメが鋭く制止する。


「これは・・・記憶の混濁・・・っすかね?今のヒメ様に別の記憶がよみがえって混乱してるっすよ」


 シャルが考察する。


「・・・・・・・オーマ?」


 そこへヒメが視線を落としたまま呼びかけてくる。


「なんだ?」


「今すぐ、もう一つの記憶を使ってください」


「でも、だな・・・・」


「早く」


 静かながらも威圧感のある声。そこに憎悪を感じてしまうのは俺が今のヒメを恐れ過ぎているからだろうか。


「っ・・・・本当に大丈夫なんだな?」


「はい・・・・お願いします」


「分かった」


 弁当を地面に置き、いざというとき避けられるよう構える。


「オーマ様!?使ったらまたヒメ様が襲ってくるかもしれないんすよ?」


「その時はその時だ」


 見た限りヒメの敵意が向いているのは俺にだけ。ならば問題は無い。


 『ヒメの記憶2』『使う』『ヒメ』。


 同じくヒメを対象に選び、恐る恐る、またヒメの額に手を添える。


「・・・・・・・・」


 ヒメが俯いたまま固まった。


「ヒメ・・・・?」


「ごくり」


「おやすみ~・・・・むにゃむにゃ」


 クロがマイペースに眠ってしまった。この緊張感のなかでよく・・・。



 やがてヒメがぽつりと俺の名を呼ぶ。


「オーマ・・・・」


「何だ?」


「記憶、無いんですね」


「・・・・・・は?」


「・・・・・・え?」


「だから・・・・・勇者として召喚される前の記憶が・・・本当に無いんですね?」


「あ、ああ」


 俺が記憶喪失であること。それが今更どうしたというのか。


「初耳っす」


 シャルには言ってなかったか。


「そうですか。だとするとこれは・・・・・」


 ヒメが何かぶつぶつ言い始めた。


「ヒメ・・・・?」


「は!そうです、そんな事より!」


「へ?」


 鬼気迫る表情でこちらを向くヒメ。今度は何だ!?何する気だ!?


「オーマーーー!!!」


「!?」


 そして訪れたのは―――ヒメの抱擁だった。


「へ!?!?ヒメ?」


 そのまま俺とヒメが重なりあうように倒れ込む。倒れたのち、混乱する俺は何が起こったのかの答えを求めて視線を胸元にいるヒメに向ける。


「ふに~」


 そこにはただ愛おしそうに俺にくっつくヒメがいた。


・・・・・・・・・・・・・


 何ごと?


「ちょ、本当にオーマ様、何したんすか!!!!」


「こっちが聞きたいわ!」


「オーマ~」


「ちょ、ヒメ!?」


「すりすり」


 ヒメが頬をすりすりしてきた。すりすり言いながら。


「やっぱりオーマ様の仕業じゃないっすか!」


「だから覚えてないって!ていうかヒメだって俺のこと知らなかったはずだろ!?」


「オーマ~」


「聞いてない!」


 凄い機嫌良さそうというか、心地良さそうというか。そんな感想しか浮かばなかった。さっきとの変貌ぶりが更に俺を混乱させていた。





「・・・・・・こほん、今のは無しで」


「いやいや」


 ヒメは俺から離れ居住まいを正す。と見せかけてくっついたままだ。


 そしてヒメは真剣な眼差しで言う。馬乗りになった状態で。


「オーマのことが好きです。結婚してください」


「いやいやいやいや」


「私じゃ、だめですか?」


「いや、そういうことじゃなくて、まず記憶!お前は一体何を思い出したんだよ!」


「何も?」


「嘘つけ!!!」


 しれっとヒメは否定する。どう考えても様子がさっきまでと大違いじゃないか!


「そんなことはどうでもいいです。オーマ!結婚してください!答えは、はいかうんで!」


「いいえ!」


「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」


「いいえって言ったんだよ!」


「ごめんなさい、オーマが何言ってるか、聞き取れませんでした・・・もう一回はいかうんで、答えてください」


「断るって言ってるんだよ!お前とは結婚しない!」


 ヒメのすっとぼけた口調に嫌な予感がしたが、幸い永遠ループは起こらなかった。


「嘘です!オーマは私に一目惚れしたはずです!」


「何だよその自信!?自惚れ過ぎだ!」


「なら・・・・オーマは私のこと好きじゃないんですか?」


「え、いや、好きだけど・・・・」


「えー!?!?!?!」


「はっ!今何か聞き捨てならないことが・・・」


 シャルからの驚きの声。そして目を覚ますクロ。


 好きにならないわけがなかった。強くて可愛くて、やさしいヒメが。ちょっと天然な部分も含めて。

 一目惚れだったのだろうか?まあそれについてはノーコメントで。


「だったら、大丈夫です、結婚しましょう」


「いや、だから断るって」


 だが、それとこれとは話が別だ。


「何でですか」


 拗ねたように聞いてくるヒメ。俺そんな拗ねられるようなこと言ってるか?結婚を断る理由はいくらでもあると思うが。そうだな、とりあえずは。


「俺、記憶喪失だぞ?寄る所もないこの身じゃ、甲斐性も何もあったもんじゃないだろ」


「何だ、そんなことですか。オーマは私が養うのでそんなことは気にしないでください」


「気にするわ!ひもになれってか!」


「はい!私のオーマになってください!」


「なれるか!」


 なに?なんなのこの急展開。勇者として旅に出たかと思ったらいきなり身を固める選択肢が出てきたんだが・・・。しかもひも。


「はっ!?そ、そうだよ!オーマ君はわたしの傍にいるの!あなたになんか渡さないんだから!」


 クロがヒメの制止にかかる。俺にしがみついているヒメを引きはがそうとしているが全くヒメが退く気配はない。


「それで、あなたは一体誰ですか?急に出て来て」


 急にって・・・さっきからいたぞ。


「わたし?わたしはクロ!『オーマの傍にいるもの』だよ!」


「初耳なんだが」


 何だよ、その称号。俺は与えてない。少なくとも記憶上は。


「ならあなたも一緒に来てください。オーマと一緒なら問題ないですよね」


「問題・・・・・!あれ?ない・・・」


 ダメだこいつ、役に立たない。


「オーマ君!良い話かもしれない!」


「とにかく!断ると言ったら断る!だいたい王女であるお前がどこの馬の骨とも知れない男と結婚できるわけないだろ!周りが許さねーよ!」


「それはどこの周りでしょうか?もしそんな人が居たら連れてきてください。きっと・・・・勘違いですから」


「え・・いや・・・・」


「絶対に」


「・・・・・・」


 ヤるつもりの目だ・・・・・。絶対にヤり遂げる目だ!笑顔が怖い!


「っ~~~なら!俺は勇者だ!魔王を倒すまでそんなことを気にしている暇はない!」


「魔王・・・・ですか?」


「ああ」


「そうですか。なら仕方ないです。無理言ってごめんなさい」


「分かってくれたか」


「結婚するのは魔王を倒した後にしましょう。大丈夫です時間はたっぷりありますから」


「・・・・・あのな」


 俺の安堵を返せ。


「その前に、オーマ」


 倒れたままの俺にしなだれかかるようにしてヒメの顔が真正面に来る。


「な、なんだよ・・・?」


「オーマのこと、大好きです。オーマに私のものになってもらうためにいっぱいいっぱい、頑張ります」


 互いの距離は埋まり、密着した状態でささやかれる言葉に、否応なく胸は高まる。ヒメの目が俺の目を捉えて離さない。


「だから―――」


 何で、こんなにも伝わってくるのだろう。ただ、ヒメのその目が雄弁に語る。俺のことが好きだと。俺のことを手に入れたいと。俺を滅茶苦茶にしたいと。可愛がりたいと。撫でたいと。キスしたいと。褒められたいと。共闘したいと。分かち合いたいと。共に居たいと。・・・・求めて、ほしいと。


「―――覚悟してくださいね?」


 ぞくりとする。思い知らされる。何を覚悟するべきなのか。


「な・・・んで・・」


 まるで勝敗など最初から決まっていると言うようなヒメの表情に。捕えた獲物をどんな風にいたぶろうかと嬉々とするヒメに。


 何で俺は、嬉しく感じているんだ?


「ふふっ、お返しです」


 そんな顔を一転、いつもの親しみのある笑顔を浮かべたヒメが。


―――むちゅ


 とどめとばかりに交わそうとした口づけを、すんでのところで手のひらで防ぐ。なのにそれが功を奏したことを残念に思う自分にまたぞっとする。


「あのオーマ?手をどけてくれないと再会のキスが出来ないです」


「出来なくていい」


「・・・・・・」


ぺろぺろ


「舐めるな!」


 ヒメの行為に手を振りほどく。


「隙有り」


 しかしそれこそがヒメの狙いだった。


――ちゅ


「う・・・・ぐ・・」


 頬にキスされた。


「いっぱいいっぱい、好きになってください。私はもうオーマのこと、大好きですよ」


 そんな笑顔でそんなことを言われて。何で俺は、それに従ってしまいたいと感じていることを疑問に思う前に、抗ってしまっていることに疑問を覚えているのだろうか。


「・・・・・・・・」


 俺はヒメにどうされたいのだろうか。


「オーマ様、顔真っ赤っすね」


「む~」


「・・・・・本当に、何思い出したんだよ・・・」


 結局、俺は苦し紛れにそう言うしかできなかった。


「秘密です」


 そしてそれはあっさりと流されてしまった。




――ヒメは記憶を取り戻した。



――今、ヒメの秘められた力が呼び起こされる・・・



――ヒメは100000000の経験値を手に入れた。



――ヒメはレベルアップした!

   HPが0上がった!

   MPが215上がった!

   攻撃力が0上がった!

   防御力が0上がった!

   魔力が300上がった!

   精神力が300上がった!

   素早さが0上がった!

   器用さが0上がった!

   幸運が0上がった!



――ヒメは真奥義『唯壱の型』を修得した!!




「もう、今更驚かないからな」


「オーマ?」


「どうしたっすか?」



「・・・何でもない」


 頭痛い。いろんな意味で。





オーマ    ヒメ     シャル 

HP116  HP999  HP220

MP915  MP999  MP562

Lv 24  Lv 99  Lv 53   


クロ

HP  1

MP  0

Lv  1      所持金 387G




 もう、ヒメ一人で魔王倒せるんじゃないか?


「それは言わない約束です」


「ナチュラルに心の声に応えるなよ・・・」




「ところで、なんでヒメだけHPやMPが回復してるんだ?」


「レベルアップしたからじゃないですか?」


「待て、何でレベルアップしたら回復するんだ」


「嬉しくてはりきるからじゃないですか?」


「お前、はりきってんの?」


「・・・・わりと」


「そう」


「はい・・・」


 なんでそこで頬を赤らめるんだよ。


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