第??話 未開放
条件が満たされていないため、現在このルートを進むことはできません。
開放条件:???
おまけ 第三章予告
「・・・・・勇者?」
「はい。」
天使は肯定する。
「俺がか?」
「はい。」
頷かれる。
「人違いだ。」
「いえいえ、ご謙遜を。」
「謙遜とかじゃなくて、俺は・・・・。」
「勇者様?」
「俺は・・・・誰だ?」
「え?」
「・・・・・・。」
何も浮かんでこなかった。
――――勇者召喚にて喚ばれた記憶消失の青年
「やられた・・・・。」
魔王にヒメを奪われてしまった。
「兄様が・・・さらわれてしまいました。」
「ああ。くそ、俺がいながら。」
勇者にあるまじき失態にほぞを噛む。
だがそれより、
「・・・ん?」
思わず声のした方を振り向く。
「はい?」
「え、何で姫様はここにいるんだ?」
「何でといわれましても・・・。」
「今、魔王がさらっていったよな。」
「はい、兄がさらわれていきました。」
「兄・・・。兄か・・・・何だ。」
――――オーマと名付けられた彼は囚われの王子を救うため魔王討伐の旅に出る。
オーマは猿の魔物が伸ばした腕をすれ違うようにかわすと同時、その腕を思い切り、たたっ切る。
――オーマはヒデヨシに188のダメージを与えた!
(ヒデヨシって言うのかよこいつ。)
「オーマ、凄いです。」
これが聖剣の力・・・・。凄まじいな。負ける気がしない。
「言ってないでお前も続け!」
「わかりました!」
ヒメはそう答え、俺の攻撃にひるんでいるヒデヨシの懐に潜り込み、胸部を豪快に切り上げた。ざくっと小気味のいい音を上げるとともにCRITICAL!!の文字が軽快に頭の中に躍り出る。
――ヒメはヒデヨシに999のダメージを与えた!
ヒデヨシは倒れた。
「・・・・・。」
一人、桁違いに強い方がおられる。
――――最強の王女ヒメと、
「シャル?」
シャルがこちらを物欲しげに見つめていた。
「私もしてほしいっす!!」
は?何言ってんのこいつ、頭おかしいんじゃねえか?
「駄目っすか・・・?」
まあ、それでも別に拒絶することでもないので手招きする。
すると、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「ほらよ」
アイアンクローで頭をぐりんぐりん回してみた。
――――最強の魔法使いシャルと共に、
シャルがヒメの体を揺する。だが、ヒメは起きるどころか、
「ふにゅう~~。」
――ばっ
「・・・もが!・・・・もぐぐ・・・・。」
寝ぼけたままシャルの口を押さえ、黙らせたかと思うとシャルの体を布団の中に引っ張りこんだ。
「・・・・!!・・・・・・・・・!!」
布団はしばらく暴れていたかと思うと、やがて静かになった。
「・・・・・・・・・・。」
俺はもうしばらく待つことにした。もし、ヒメと一緒に寝ていたらああなるところだったのか。
「・・・・・・ごくり」
――――彼は何を見て、何を思うのか
――魔法――
『炎撃』『ボルケーノ』『大魔球』『灼熱球』『炎煌灼熱球』
『アイスランス』『瀑布』『ブリザード』『大瀑布』『凍原氷河』
『雷撃』『ライン・ボルト』『轟爆雷』『ライトニング』
『石つぶて』『クエイク』『岩砂盾壁』『グランシェイク』
『瞬絶』『ウィンドフライ』『風牙瞬絶』『風陣結界』
『物理障壁』『魔術障壁』『結界』『遠隔結界』
『催眠魔法』『凍結魔法』『麻痺魔法』『石化魔法』
『分身Ⅰ』『分身Ⅱ』『分身Ⅲ』『分身Ⅳ』
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「多いわ!!」
「はい?」
――――そして明かされる、記憶喪失の勇者オーマの驚愕の正体とは!?
――――驚愕が驚愕を呼ぶ展開に、誰も結末を予想できない!こともない!
――――リトライ魔王の勇者召喚 第三章
――――2015年夏、公開開始!予定!
物語は再び、始まりを紡ぐ―――




