意外な事実
昨日は寝てしまい、1日1話更新が出来ませんでしたヽ(´o`;
あと1章の最初、五話「荘厳な廊下」の前書きに、タイトルのイラストを新しく載せたのでよかったら見てください!
放課後、俺はリオン先生に呼び出されていた。
職員室への道のりを忘れてしまっていたのでサラについて来てもらった。
「あったあった職員室!失礼しまーす!」
職員室のドアを開けると、目の前にリオン先生が立っていた。
「よし、時間ピッタリだ。文句ない。いくぞ!」
先生はそういうとテキパキと歩き始める。
「先生。どこに行くんですか?」
「私の家よ。例の話もするから邪魔が入らない家の方がいいと思って。」
というわけでリオン先生の家にきた。
ちなみにサラも一緒にいる。
それにしても家の大きさが半端ない。
玄関のドアの大きさも、3メートルくらいの高さがある。
俺たちがドアに近づくと、その前にいた執事さんがドアを開ける。
すると中には数えきれない程の執事とメイドさんがいた。
「「お帰りなさいませ、お嬢様!」」
すげー!!
サラの家以上のおもてなし!
ってかサラの家の時は俺が勝手に侵入したんだから、どれくらいの執事がいるとか知らないんだよね。
「大広間があるからそこで話しましょう。」
普通家に大広間なんてないだろうと思いつつ先生についていくと、ヴェルサイユ宮殿のような広間があった。
リオン先生が大広間に入って行くと、執事さんが椅子を引いて椅子に座りやすいようにした。
サラも同様にしてくれている。
だが俺には椅子を引いてくれなかった。
俺は執事を睨みつけてみた。
「Ha!Ha!Ha!私は男にキョウミなーい!」
なんやコイツ!
すっげームカつく!
喋り方もおかしいし!
しかも敬語じゃないし!
「ごめんなさいねミヤイチ君。彼は男性恐怖症なの。肌も触れない程のね。それを改善するトレーニングをしたらこんな風になっちゃって・・・」
「Ha!Ha!Ha!ゴメンね!てへぺろ!」
うぜーー!
「ボブ、いい加減になさい。」
「申し訳ありません。お嬢様。」
リオン先生が話しかけたら普通に喋れんのかよ!
「さて、ボブ、席を外してくれるかしら。重要な案件だから。」
「了解しましたお嬢様。あとそののオトコ!お嬢様に手だすなヨ?Ha!Ha!Ha!」
・・・
まあとにかく執事が部屋から出て行き、大広間にはリオン先生と俺、サラの3人しかいない。
「じゃあ話を始めようかしら。でもなんかサラさん、何か話したいことがあるようですね?」
「あっ!はい。」
リオン先生って鋭いんだな。
「四貴族の私の家よりこの家豪華ですけど、先生ってどこの家柄何ですか?」
サラはとても聞きにくそうな様子だった。
「私の家柄ね・・・。私の父はアルファード2世よ。」
アルファード2世?
車の名前?
そんなことを考えてる俺のとなりで震えてる少女がいた。
「ア、アルファード2世って!王様じゃないですか!」
え!
「ってことは先生は王家一族なんですか!?」
俺は思わず大声をはりあげてしまう。
「ええ。そうよ。前にも言ったけど、貴方を差し出すつもりはないから安心して。」
意外な事実だな。
「でもこの家にいたら王様くるんじゃ!?」
「大丈夫よ。ここは私の別荘だから父はこないわ。ボブにも見張らせてあるしね。」
ボブ頼りになるのかよ・・・




