二人の決闘
眠いです…もう…
書けません…zzz
「皆さん揃いましたか?これより、決闘の授業を始めます。」
リオン先生は高らかに宣言した。
俺たちは、決闘という授業のために体育館にやってきていた。
「決闘の授業とは、相手を敬い、正々堂々と勝負をする事で、己の心と向き合い、お互いに高めあっていく事を目的としています。」
なんか先生がいろいろ説明してくれたが、要は1対1で戦闘をするらしい。
まあそれはどーでもいいが、実はさっきから俺の隣から殺気を感じるんですが…
「いよいよ決着をつけるときが来たわね。ミューナ」
「そうですね。恨みっこなしですよ!サラちゃん!」
少女2人がにらみ合っている。
なんかミューナが頬をぷくっと膨らませて睨んでいるが、めっちゃかわいいやん。
でもサラは鬼そのものっていう顔をして…〈ドゴッ!〉
俺はサラに思い切り殴られた。
そういやサラには読心スキルがあったんだな…
気をつけないとそろそろ殺されてもおかしくないな…
俺たちがそんな事をしていると、リオン先生が声をかけてきた。
「ソウ君は初めてよね。じゃあとりあえずサラさんとミューナさんに見本を見せてもらうことにしましょう。」
先生は渦中の2人を見本として選んでしまった。
2人は、体育館のステージに上っていき向かい合う。
「礼!」
リオン先生の掛け声で2人は一礼して、3歩くらい前進し、睨み合う。
「それでは、決闘…開始!」
掛け声と共に2人はバックステップで距離をおいた。
ミューナはかなり後退し、距離をとった。
ここで俺はミューナがグローブをつけていないことに気付いた。
「あれ、グローブないのにどうやって魔法をつかうんだ?」
よくみたらサラもグローブをつけていない。
「四貴族の一族の人は専用のブレスレットで戦うのよ。」
いつの間にかリオン先生が横にいた。
「ふーん。ファイア家のサラ、ウォータープル家のミューナ、あと2人は…」
「この科にはいないわ。治癒科に1人と、狙撃科に1人いるわ!どうしたの?気になる?」
「その前に、四貴族ってなんなのですか?」
「そうか…あなたにはまだ話してなかったわね。あとで全部説明するわ。」
やっぱりあの2人はエリートなんだな。
俺はそう思い、戦いの方へ視線を戻した。




