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こまかい詩集2

詩 一回殴っていいか?

作者: 仲仁へび





 夢抱く冒険者たちはみなダンジョンへ


 挑戦者たちに待ち受けるのは数々の試練


 モンスターの脅威にトラップ


 命が惜しいなら


 軽はずみな行動は控えるように




「さあ、今日もダンジョンに向かうぞ」

「「「おう!」」」

「俺の言うことはちゃんと聞いて、勝手な行動はするんじゃないぞ」


 お前のこと一回殴っていいか?


 なにやらかしてんだよ


 阿保じゃねーの?


 散々忠告したよな?


 その頭と耳は飾りか?


 なあ 一回殴っていいか?


 そろそろ我慢の限界なんだが


 目をそらすんじゃねえ


 口笛吹くんじゃねぇ


 左右に視線を向けるな


 人影探してんじゃない


 お前のことだ


 お前に言ってんだよタコ


 そろそろ一回殴っていいか?


 拳が震えて止まらないんだが


 一回この肌に血を吸わせとかないと落ち着かないんだが


 普通にお前の顔ボコボコにしないと


 気が済まないんだが


 骨格とか変えていい?


 トラウマとか作ってもいい?


 とにもかくにもまず「正座しろよオラぁ!」


 我慢できねぇから一回殴っていいか?


「モンスター百体に追い掛け回されたんだが、お前さっきなにした!」

「いや、ちょっと壁のスイッチが気になって」

「勝手な行動するなっていっただろおおお!」






「ストーリー」


「お、この色が変わってる床なんだろ」

 ガコン!

 ドドドドドドドドド

「言ったそばから何やってんだてめー、死ねやごるあぁぁぁ!」

「まって、それ死んじゃう。ほんとにしゃれにならないやつだからっ! トラップにやられる前に死んじゃう!」



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