ハリウッドのシナリオも結構無茶苦茶じゃない?
再警告です。
ネタバレを含みますので、映画を観ていない方は読まないで下さい。
テレビで放送された、映画『トランスフォーマー』を観て思った事です。
ネタバレがありますので、これから映画を観ようと思っている方はご遠慮下さい。
一番唖然としたのは、物語の中で重要な扱いをされていた、アーチボルトの眼鏡が全く何の意味も無かった事です。
オールスパークを普通に地球人が見つけており、アメリカ政府が普通に管理してた?
眼鏡にオールスパークの位置が示されているから、オートボットもディセプティコンも必死で探してたんじゃないんかーい!
主人公の家でのドタバタはギャグだとしても、笑いを取りたかったのかもしれないけど、何の意味もなかったじゃーん!
その後の橋での眼鏡の奪い合いの意味がなかったじゃーん!
っていうか、不正アクセスで管理施設の情報は得られなかったんかーい!
機械生命体って見かけによらず能力はショボいのぉ、と。
時間の都合上、展開をすっとばす必要があったのでしょうが、それまでの事は一体何だったのかと。
いや、これこそが映画の宿命、そんなに複雑な話は作れない、なのでしょう。
分かりますよ、あそこからオールスパークを探す旅になんて行ってられませんもんね。
自分の作品だったら、100万字を越える冒険の旅の始まりですよ。
途中でディセプティコンが襲ってきたり、ヒロインとの恋を描いたり、セクター7とのやり取りで話が終わりませんよ。
目に見えていますよ。
だから、オールスパークを地球人が管理してたら都合が良いですよね。
ついでにディセプティコンの親分まで冷凍保存してくれてたらありがたいですよね。
解凍すればすぐに使えるんだから、楽ですよねぇ。
機械生命体がいた事も人類は知っていたのに、ディセプティコンにもオートボットにもばれない、完璧な情報統制をしていたんですよね。
人類の努力は侮れなかったという事で、仕方無いですよねぇ。
いや、映画自体は面白かったですよ。
流石ハリウッドですよ。
日本の映画では考えられない予算で作られているのだろうなと感心しますよ。
多分、自分で創作を始めてしまったがために、強引なストーリー展開に疑問を持ってしまうのでしょう。
そんな事をやっていいのかと思ってしまうのかもしれません。
しかし、あれくらいで問題が無いのですね。
ストーリーの整合性よりも、観ていての面白さなのだと。
細かい所には粗が目立つけど、ストーリーの流れを阻害してまで追う必要は無いのだろうと勉強になりましたよ。
まあ、文字数に制限の無い小説と、時間に制約のある映画の違いでしょうが・・・
そして思いました。
機械生命体なんていう存在がいて、変形するのなら、それを捕獲する最も簡単な方法は、チューインガムみたいな物質を吹きかける事だろうと。
可動部に物が挟まったら、ああいう精密機械は終わりですよね。
金属製の細いワイヤーでもいいかもしれません。
噛み込んで一発で動きが止まりますよ多分。
そんな下らない想像をしてしまいました。
今更ハリウッド?
と思われる方が殆どかもしれませんが、実は小説を書き始めてから、映画とか漫画とか余り観ていないのです。
そんな暇があったら自作を書きたい、なーんて・・・
だったらエッセイなんか書いてんじゃない!と言われそうですね、すみません。