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IMITATION -所詮模造の-

作者: 潮崎レオル
掲載日:2016/04/29

 似た才能の人なんて、この世に数えられないほどいる。その中で、認知されるのは、ほんのわずか。誰が選ばれるか、それは解らない。けれど。

 少なくとも、それは、僕じゃない。

 僕がまだできることはといえば、絵を描くこと、小説を書くこと。それくらいだ。絵は、人や景色などを好んで描いて、なんとか人に見せられるくらい。小説は、一部の同級生にたまに見せて、どうすれば良いのかが解らないのか、批評や批判は帰ってこない。

 これで、「十分に才能がある」という人がいるけれど、そんな人は、みんな、愛想笑いだ。いつもその顔を見ているから、もう、はっきりと解るんだ。どうせ、みんな言いたいんだろう? 『そんな物、大したことない』とでも。

 上っ面の作り笑いなんて、誰も見たくなんかない。薄っぺらい褒め言葉なんて、誰も聞きたくなんかない。僕が欲しいのは、もっともっと良くなるための、批評とか、批判とかなんだ。

 でも、みんな、僕にそんなものを与えてくれやしない。なぜなら、僕の、『才能』とみんなが呼ぶものは、所詮、偽物でしかないのだから。

 どれだけ頑張っても、もっと上手にできる人が何千何万といる世界で、どうせ僕の『才能』なんて、砂の粒よりどうでもいいんだ。僕は、そんな、取るに足らない、つまらない人間だよ。

 僕のことを言いたいならば、『ただのまねっ子くん』だろう。僕のできることなんて、僕が持ってる才能なんて、所詮はただの、模倣模範で、まねっ子で、偽物で、どうだって良いものなんだ。

 そして、『僕』という人間なんて、周りを引き立たせるために造られた、イミテーションに過ぎないんだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] では大変ぶしつけながら、批判させて頂きます。 まず、人の評価なんて気にせず、自分の思いをそのままにストレートに表現していいと思います。 そうすれば、人の目を気にせず思っていることを素直…
2017/11/27 10:38 退会済み
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