表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

8、お話し ~マリヤ視点から~ その一

少し暇ができたら、冒頭にいろいろつける予定です!

 あぁあぁ。シャナったら、またー。あの癖、直んないものかしら。しかも、あの王妃様、かなりお怒りのようよ。せっかく選ばれたっていうのに……。

 シャナたちを見ると、廊下の奥のほうへ進んでいく。シャナのことが不安でたまらない私は、ついて行く事にした。

 二人の間をそうっとそうっとついて行く私。下に敷かれているカーペットのおかげで足音もあまり聞こえない。これはばれずに行けそう。

 カタッ。私の左側で物音がした! な、何かしら……? 私は思わず振り向いた。すると、憧れのカラリウ様が!!


 「カラリウ様? どうしてこんな所にいらっしゃるのですか?」


疑問が口をついて出てきてしまった。これじゃ、シャナと一緒じゃない。


「君は、マリヤさんかな? シャナの妹さんだよね」

「はい、そうなんです。よくご存じですね」


カラリウ様に話しかけられただけなのに体がまた熱くなった。私の顔、火照ってないかしら? つい心配になってしまう。


「いや、実は君がお姉さんだと思ってたんだよ。けど、シャナに『私のほうが年長なんです』と激しく言われてしまって」


カラリウ様が苦々しく笑った。私の目はその笑いに吸い込まれそうになる。危ない、危ない。


「あ、やっぱりそうなんですか? 初対面の方にはいつもそう思われるんです」

「そうなんだ。ところで、君は何でここにいるのかな?」

「えっと、あの、シャナが王妃様に呼ばれて奥のほうに行っちゃって。シャナはあの通り少し抜けてるから心配だったんです」

「もうあの二人、行っちゃったけど良いのかい?」

「ああっ! すいません……」


またやらかしちゃった。私、ただのお馬鹿な人じゃん。でも、カラリウ様はそんな私でさえフォローして下さる。


「大丈夫さ。僕も一緒に行っていいか?」

「ええ。勿論です」


私たちは二人を捜索し始めた。

大事なお知らせがあります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ