純粋理性批判
《編集後記》
いやー、皆さん。如何お過ごしですか?私は夏休み前にこの原稿を仕上げて、夏休みは大好きなロックユニットのライブに出掛けてきました!彼らを追いかけて30年。随分と長い間ファンをしていますが、やっぱり作詞家さんはすごかったです。歌いながら日産スタジアムのコートを一周していました。一曲の時間で一周。30年なんて全く感じさせません。私だけが歳を取った気がしました(泣)。実は作詞家さん、当部署の部長と同い年なんです。部長はテニスをされており、スタイルも保っていますし、やっぱりお元気です。朝からずっと会議とか本当に体力がありますよね。お2人を見ていると私だけが歳を取った気がします(汗)。なので、せっかく涼しくなるのもありますが、今年の秋はスポーツの秋で頑張っていきます。エイ、エイ、オー!
くそ真面目な部内報に、びっくりするぐらい、砕けた《編集後記》が付いていた。慣れない仕事に四苦八苦していて、一度別のことに意識を切り替えようと、流し見た部内報から一撃。
「なかなか、素晴らしい連絡ですね」
「あー、これ?やっぱり硬いことばっかりだし、私達の仕事って、営業とか設計みたいにプラスじゃなくてマイナスを発生させないのが仕事でしょう。そうすると部内報は事件しかないじゃない?だから、そういう明るい話題を入れて明るい部署をアピールしているのよ」
「なるほど」
「ま、でもその課長さんは本当にファンだから、半分趣味じゃないかしら?」
「アー、その人、課長さん、机にいっぱいグッズあります」
「マグカップとかいつのだよ?ってやつですよね」
「存じませんでした。お席どちらなのですか?」
「壁挟んで反対側ね」
「なるほど、それはまず会いませんね」
チームメンバーと雑談。半年前に当チームに新規加入した俺は前職とも、その前の仕事とも全く違う仕事に非常に苦労していた。一方で、チームメンバーには恵まれている。一度など本当にギリギリで仕事を落としかけたのを、指導してくれる先輩が夜10時までかかって助けてくれた。原因は俺の勘違い。論文の種類がわかっていなくて準備を間違えていた。
「優しくするのにも限度がある!」
と言いながら、結局22時まで付き合ってくれる先輩はとても優しい。しかも夜は危ないからと車で駅まで送ってくれた。俺なら期日優先で普通に仕事を取り上げる。
だけど、まだ俺のアシストをして成長を待ってくれる、そんなチームの先輩方となんとか仕事をしている、そんな昼下がりの雑談。
作詞家の日産スタジアムのライブ、か。
俺も観に行った。なんなら味の素スタジアムも観に行った。
幕張メッセの映画イベントにも行った。上映挨拶も2回観ている。
個展にも行った。さらに今の髪型は作詞家の髪型にしてくれるという美容師さんにお願いして作ってもらった。詩集も特装版で手に入れている。それぐらいに今年に入ってから、この作詞家一色な時間を過ごしていた。
課長が《編集後記》に書いたように作詞家は大変お元気だ。それは間違いない。
サッカーコートを、歌いながら一周、一曲以内で走りきる。
ネット上に溢れた「素晴らしい!」という感想に対して、違うだろ!なんでできるんだ!年齢とか常識からだろ!と突っ込まずにはいられない。
To be is to do.