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*闇妖すみれノ詩風*

ドクヘビゴトク

作者: すみれ 





意識が遠退いた 廃れた路地裏で

歴史が滞る 懺悔の如く

罪の放物線僅かに 血塗られていった

誰もいないみたい


嗚呼欺いて 跪いて

躍る終焉のワルツ

もしも神なんて居るなら

僕も混ぜてよ 仲好しこよし


不細工に彩って

優越に浸って

意味も (いた)みも亡いまま

嘲笑(わら)って円に混ざるのさ



         かごめ

         かごめ

      ぼ く は だ れ 



残響に捧げたアイロニー

鉄格子で蹲るエレジー 運命(さだめ)を捧げて

僅かに熱、感じたんだ

舌舐めずりの旋律を刻んで

自分でさえ止められない 因果なんて知らない

真実がただ無慈悲に流れて

傍にいるのなら

その愛に噛み付くのが最善だと


毒蛇如く

目の前を食らうから

まだ 足りない 足りてないから

強欲上等で挑む 貴方へ






心なんて求めていなくて

何を今躊躇うというのか

ほんの一瞬でも 幸福なんて

願うだけ屍の所業


鉄の匂い 気持ちいいくらいの歌声

反吐が出んだ 聞き飽きたよ ねぇもっと

後悔させてくれないか ?


振りかざした先には華が咲く

華には棘すら散り、足掻く

舐めた風味不味く そりゃ甘く

囁きが誰かを壊した

なんにも感じない



      捜 せ    捜 せ

    き  み  は  だ  れ



人間臭さは()てて生きてる

逃げ出した方向を 北から廻ってく

臆病ならば何故居るの

問い掛けは漆黒に染められて 嗚呼

執着の果てを知らぬまま 終着に向かい駆けてゆく

自分さえ止められない 因果はもう途絶えた

逢魔が時が罪を犯してく

僕が願うから

先に進むのは最早使命だと

言い聞かせた






抉り出した中身を捨てて

真実の請求さ

無慈悲無意味と 解っていながら 、 。




     何故だ      何故だ


       き み は ど こ 、




疑問が喉を貫いた

強い衝撃がほとばしり熱帯び

遊戯も 勇気も 優位も 求めてないのに

手に入れたのは 嗚呼

癪に障るだけの結末だと

緑の葉が落ちて色褪せ



最早焼き付いた姿に

想いを馳せることさえ

出来なくなってしまったのなら

後悔の訣別 胸に 




まとわりついた煙幕

初めて知った憎しみを叫ぶ







毒蛇の如く












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