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フェンリル騎士団  作者: 公式
2/3

「勤労奴隷アルバート」1425期生第6騎士-ノーマッド級

収容方法

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「勤労奴隷アルバート」は半径150m規模の収容施設内のカプセルに全身麻酔で眠らした状態で

保管してください


眠っている間は能力拡大を防ぐため現在所有している「勤労奴隷アルバート」と同じ数の奴隷を

収容施設内に配備してください


「勤労奴隷アルバート」を使用する際は

彼らを働かせる職場を中心とした半径150m以内に重要人物がいない状態を作ってください

また、働かせる際は「勤労奴隷アルバート」一個体につき10人ずつ奴隷と購入者となる従者部門一人を

付き添わせてください

付き添いの奴隷はなるべく体力のある者を採用して下さい


「勤労奴隷アルバート」使用中に奴隷が全員餓死及び過労死した場合は

新たな奴隷が配備されるまで購入者から作業を中止させる命令を出してください


「勤労奴隷アルバート」は自主的に不眠不休で働くうえ労働する事自体に生きがいを見出すよう

性格が設定されているため鉱山や放射能汚染地域などの過酷な労働環境下での使用がおすすめです


「勤労奴隷アルバート」が万が一何らかの事故で死亡した場合

速やかに役人部門に連絡を行ってください


損失分は「フェンリル騎士団」が「帝国」から購入する形で

再収集されます

「勤労奴隷アルバート」は「帝国」によって生産販売されている左胸に「帝国」のロゴとバーコードが刻印された獣人の少年の姿をした奴隷の集団からなる怪異です


「勤労奴隷アルバート」は奴隷として労働する事を生きがいとしており

労働することに意欲的です。また、自分たちを購入したものに深い忠誠心を持っており

暴力を振るわれてもその忠誠心は揺るぐことはありません

ただし慰み者になるなどわいせつ的な行為には嫌っており性奴隷などの労働を要求すると強い嫌悪感を示しめて拒否します


「勤労奴隷アルバート」は食事や睡眠をとることは可能ですが

自らそれを望むことはありません

また彼らには食欲や疲労の概念が一切なくどれだけ働かせても

常に健康状態を保ち労働力が低下することがありません

しかし不死というわけではなく通常の獣人同様脳や内臓に深刻なダメージを負うと死亡します

ただし傷やケガ程度であれば瞬時に再生し元の状態に戻ります


「勤労奴隷アルバート」は見た目は少年の姿をしていますが成長することはなく

また老化することもありません


「勤労奴隷アルバート」は半径150m内にいるランダムに選ばれた人間、獣人の栄養を自分の体内に転移させることでエネルギーを補給します

逆に自分たちの疲労を同じく周囲150mにいるランダムに選ばれた人間、獣人に肩代わりさせます


「勤労奴隷アルバート」の周囲150m以内に人間、獣人がいない場合、亜人、亜獣人に対象が変更されます

亜人、亜獣人も範囲内からいなくなると人間、獣人、亜人、亜獣人が効果範囲内に入るまで1時間ごとに50mほど効果範囲が拡大し続けます


「勤労奴隷アルバート」は空腹感も疲労感も感じないことを良い事に不眠不休で労働し続けることを好むため、このまま通常の奴隷として使役し続けると広範囲にわたる餓死及び過労による大量死を引き起こします

なお「勤労奴隷アルバート」購入者など特定の人物を意識的に能力の対象から外すことができますがどういった能力なのかまでは把握しておらずなんとなく悪影響がある程度にしか認識していません

説明をすれば自身の能力を理解してくれますが自分たちが原因で犠牲が出ることに対して気にする様子はなく行動を改めることはありません


「勤労奴隷アルバート」は性奴隷として扱われることに対して極度に拒否しておりますが

万が一この拒否を遮って無理やり性行為に及んだ場合「勤労奴隷」は即座に爆発し

性行為に及んだ者もろとも死亡します

説明

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「勤労奴隷アルバート」は

人間国家ポールランドにある○○鉱山にて謎の大量死が発生し

○○鉱山に潜入していた間者部門との連絡が途絶えたことから

発見されました


騎士部門が到着した頃には既に鉱山から300m以上離れた町や村にまで

被害が出ている状態であり、鉱山で生き残っていたのは鉱山の現場監督を行っていた○○のみでした

なお鉱山の人員が「勤労奴隷アルバート」以外全滅した後も作業を進めていたため

鉱山にたどり着くまでに18名、○○を説得中に6名、作業を停止するまでに4名の騎士部門が

急激な栄養失調と過労により死亡しました


その後「勤労奴隷アルバート」収集後

○○は利益優先により被害を拡大させた事と

説得中も作業停止を渋り貴重なフェンリル騎士団の人員を損失させたことにより

間者部門により大量死の原因は鉱山から出た毒であり、○○が利益を優先して作業を続行したために被害が拡大したという偽情報を拡散したうえで連行し尋問を受けた後、即座に奴隷部門に配属されました


○○の尋問から鉱山にいきなり「帝国」と名乗る商人が現れ

その商人から「勤労奴隷アルバート」を購入したことが判明しており

以後「勤労奴隷アルバート」は「帝国」から購入する形で収集される形になりました

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