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ファインダー  作者: 福山直木
プロローグ~それぞれの近況報告~
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■無愛想な男の夢1

俺はこの春から大学生になった。将来は公務員になって、生涯安泰な生活をするつもりでいる。と言ってもなれる保証など何処にもない。それが夢と言える程の興味もない。


大学で楽しみだったサークル活動。しかし、どこに入りたいという希望はなく、勧誘活動を横目で見ながら見定めている。

なぜ、俺に勧誘が来ないかというと、びっくりするくらい怖い顔をしているからだ。中高と人が寄り付かなかった。

そんな俺にも勧誘するサークルがあった。しかも何度も。


「あの・・・・うちのサークル入りませんか?」

申し訳なさそうに勧誘する女性。どちらかというと穏やかな性格に見えた。


フォトサークルのリーダーらしい。どうやら頭数が足りず、困っているということだった。最初は断っていたが、何度もお願いされるため渋々、承諾した。


カメラも写真も興味が無ければ、触ったこともないのだ。

その旨を彼女に伝えると「絶対好きになりますよ」と食いぎみで魅力を語り始めるため、回避不能だと悟った。


これからどうなるのか。不安で仕方がない。

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