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◆ひとりぼっちな写真部の日常7
次の日から、部員集めに奔走した。
まずは生徒会長に直談判して、勧誘ポスターづくりを手伝ってもらうことにした。ついでに権利剥奪の猶予をもらえないか交渉もしておいた。すでに半年延ばしてもらっている身分ではあるが、打てる手は打っておこう。
直談判の結果、ポスターづくりに必要な経費もろもろを出してもらえることになった。あと、交渉の末、一年は部扱いすると約束してくれた。
肝心な部員集めは難航した。
幅広い部活動が存在する我が校では、部活動に参加する人の割合が全体の8割強という。
あとの2割の人たちを相手に勧誘をするとなると、非常に難しい状況だ。しかし、自分のクラスには該当者が2人いる。思いきって声を掛けてみた。
「あの・・・写真部入りませんか?」
「僕は部活なんて無駄なことしたくないんだ。勉強で忙しいから・・・」
「なんで、あたしが?意味わからないんですけど~無理!絶対無理!」
二人とも曲者だった。
友達にも勧誘を頼んだが、いい報告は来ない。
ポスターが完成し、校内の至るところに貼った。だが、希望者は現れず時間だけが経っていった。




