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6話:ベビーサークルの密談!解析不能の恋心(と物理攻撃)

運動会も終わり、平和な昼寝の時間。

しかし、ベビーサークルの中では、人類の命運(とレオの唇)を賭けた恐ろしい会議が開かれようとしていた。

レオが視た「ウィンドウ」に映る、乙女たちの衝撃のステータスとは――!?

保育園のお昼寝タイム。

保育士さんたちが離れた隙に、5つ子たちはベビーサークルの隅に集結した。

彼女たちは無言だが、その脳内では「念話チャット」が飛び交っている。

一華(賢者):『……全員、接続は確認した? 今から「第1回・レオ奪取作戦」を開始するわ』

乃二(聖騎士):『遅いわよ。お散歩の時の私のガード、結五の泣き落としで崩されたんだからね!』

結五(聖女):『えへへ、あれはスキルの発動わざとじゃないですよぅ。本能ですぅ』

忍三(暗殺者):『……レオ、今寝てる。……今のうちに、マーク(印)をつけるべき』

輪四(格闘家):『賛成! 額に拳の印をつければ、私の弟子ってことで独占できるよね!』

一華:『それはただの暴力よ。私たちが狙うのは――「将来の予約」よ』

その時、寝たふりをしていた俺、レオは、こっそり今世で目覚めた固有スキル『真実のアナライズ』を発動した。

5つ子の頭上に、怪しいウィンドウが浮かび上がる。

真央 一華 [賢者Lv.1]

【企み】:知育玩具を共同製作し、既成事実(共同作業)を捏造する。

【好感度】:測定不能(エラー:愛が深すぎます)

(……エラー吐くなよ! 賢者のくせに考えてることが地味にエグいぞ!)

真央 忍三 [暗殺者Lv.1]

【企み】:お昼寝中に「添いバックスタブ」を敢行する。

【成功率】:99%(レオが鈍感なため)

(……おい三玖! 暗殺スキルを添い寝に使うな! 心臓に悪い!)

俺が冷や汗を流していると、園庭の窓の外に怪しい影が動いた。

真央パパの部下、田中さん(35歳・営業職)だ。

彼はパパから渡された「魔力の結晶(という名の最新式アクションカメラ)」を構え、震えながらこちらを撮影している。

田中さんの心の声:(……真央部長、これ本当にクビになりませんか? なんで私は有給取って赤ん坊の昼寝を盗撮してるんですか……?)

(……田中さん、あんたも大変だな。後で俺が魔法(という名の指差し)で園長先生に知らせてやるからな)

その時、一華が動いた。

「バブ(計画通り……)」

彼女はよろよろと歩き、俺の布団に潜り込もうとした。

だが、それを阻止したのは、窓の外から飛んできた「一通の紙飛行機」だった。

そこには、パパの筆跡でこう書かれていた。

『娘たちよ、パパはすべて見ているぞ。レオくんの半径50センチ以内に近づく者は、おやつ抜きだ!』

一華:『……チッ、あの親バカ、田中を配置していたわね』

輪四:『パパ、仕事しなよー!』

5つ子たちの念話が荒れる。

俺はそれを見ながら、再び目を閉じた。

(……やれやれ。魔王の監視と、仲間たちの暴走。これ、前世のラストダンジョンより気が抜けないぞ)

だが、俺は気づいていなかった。

ウィンドウの端に、[警告:魔王パパの嫉妬ゲージがMAXに達しました。強制イベント『お義父さんとお風呂』が解放されます] という不吉な文字が踊っていることに。

勇者レオ。

今日も今日とて、平和(?)な日常という名の戦場を生き抜いている。

第6話、いかがでしたか!

「赤ん坊たちの脳内会議」という新要素を入れてみました。見た目は可愛い赤ちゃんなのに、中身がガチの攻略会議なのがこの作品のウリです。

そして、巻き込まれる部下の田中さん……。魔王軍の残党(社員)たちは、これからもパパの無茶振りに応えて登場する予定です。

次回、第7話は「地獄のサウナ!? 魔王パパと裸の付き合い」

レオ、ついにお風呂でパパと二人きりに。

そこで語られる、パパの意外な本音とは?

お楽しみに!

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