第37話:異世界の建国記念祭! 5つ子の花嫁、ついに「五つの国」の女王に指名される!?
パパが偽魔王を瞬殺したことで、世界は気づいてしまった。
「あの美しすぎる5つ子たちは、伝説の魔王の娘であり、新時代の守護神だ」ということに。
平和を取り戻した王都に、近隣諸国の国王たちが大挙して押し寄せる。
「我が国の女王に!」「我が聖教会の教皇に!」「我が軍の総帥に!」
5つ子へのスカウト合戦は、やがてレオを置き去りにした「世界分割統治案」へと発展。
愛する妻たちが国家機密扱いされる中、レオとパパが再びタッグを組む!
「レオ様! 申し上げます! 隣国の騎士団長が乃二様を『建国の女神』として拉致……いえ、奉りに行きました!」
「こっちでは一華様が、魔導王国の終身名誉宰相に任命され、拉致……いえ、スカウトされています!」
建国記念祭で賑わう王都は、今や5つ子を巡る「外交バトル」の最前線と化していた。
一華(賢者):『……困ったわね。提示された予算案と国家運営権、論理的に見て断る理由が見当たらないの。レオ、私……大統領になっちゃおうかしら?』
乃二(聖騎士):『ちょっと一華、私は聖騎士の頂点「聖女王」に推薦されたわよ! レオ、あんたは私の「王配」にしてあげるから安心しなさい!』
(……お前ら、乗り気すぎるだろ! 俺との新婚生活はどうした!)
さらに、忍三は東方の忍の里から「影の帝王」に、輪四は格闘国家の「武神」に、結五は連合教会の「真・聖女」に……。
5つ子全員が、それぞれ一つの国家を動かすリーダーとして指名される異常事態。
そこに、怒髪天を突いたパパ(魔王)が、各国首脳が揃う会議場に殴り込みをかけた。
パパ:『……貴様ら、調子に乗るなよ。娘たちをバラバラに住まわせるだと? 家族の絆(と俺の監視)を無視した政治工作など、この俺が許さん!』
帝国皇帝:『し、しかし先代魔王閣下! 彼女たちが別々の国を治めれば、世界は永遠に平和になるのです!』
パパ:『知るか! 5人揃っての「真央家」だ! レオくん! お前も何か言え! このままじゃお前の寝る場所が「五ヶ国共同管理区域」になるぞ!』
レオ:『……バブ(それは困る! 領土問題に俺の寝室を巻き込むな!)』
俺は聖剣を掲げ、各国の王たちに宣言した。
レオ:『……悪いが、彼女たちの進路は彼女たちが決める。そして俺の進路は、常に彼女たちの隣だ。国が欲しいなら、俺たち6人(+パパと田中)全員を雇う覚悟を持ってから来い!』
ウィンドウが更新される。
[クエスト:5つ子争奪戦・外交編、決裂]
[結果:5つ子は各国の「名誉総帥」を兼任。結果としてレオが『世界連合軍・最高司令官』に担ぎ上げられる]
[パパの状態:娘たちが立派になりすぎて、逆に自分だけ「無職」なことに気づき、田中さんとハローワークへ]
結局、5人はそれぞれの国の象徴となりつつ、拠点は魔王城に置くという「在宅・リモート女王」スタイルで落ち着いた。
勇者レオ。
一人の男として平穏に暮らしたいだけなのに、気づけば妻たちの肩書きのせいで、世界を裏から操る「黒幕」のような立場になっていた。
第38話、お読みいただきありがとうございました!
5つ子がそれぞれ一国のトップ級の地位を手に入れてしまうという、究極の「玉の輿(逆)」展開。
レオの地位も自動的に跳ね上がりましたが、パパだけが置いてきぼりなのが不憫ですね。




