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異世界へ転生した俺が最強のコピペ野郎になる件  作者: おおりく


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第47話 愛の料理対決と暴走するハーレムチート

俺たちの隠れ家の庭に突如出現した『愛の法則 具現化試練:タワー』。


「ユウトの永遠の愛を独占する権利」を賭けたこの試練に、リリア、カエデ、ルナの三人のヒロインは、それぞれの愛の形で挑むことを決意した。


俺は、試練の審判という、最も危険な立場に立たされることになった。


「ユウト!行くぞ!俺が一番乗りで塔に入る!」カエデが、大剣を置いてエプロンを装着した。「俺の愛の情熱を、料理にぶつけてやるぜ!」


「待ちなさい、カエデ。この試練は論理よ。私の知性が、ユウトの味覚の法則を分析し、完璧な料理を提供するわ」ルナは、白衣の上にエプロンを着用し、準備万端だ。


リリアは静かに微笑んだ。「私の光の法則が、ユウトさんの心身の安定に最も必要な料理を導き出すでしょう。愛の安定性では、誰にも負けません」


第一階層の試練の部屋は、最新式のキッチンスタジオになっていた。


【試練:『ユウトの最も好きな食べ物』の再現】


試練の内容は、俺の潜在意識にある『故郷の味』を再現し、俺の記憶と魂に最も響かせること。


三人は、それぞれ愛の属性を料理に注ぎ込み始めた。


カエデの『情熱の炎』料理:究極の肉料理


カエデは、迷うことなく巨大な肉塊を選び、炎の魔力を手に集中させた。


「ユウトの疲れた肉体には、情熱とエネルギーが必要だ!俺の炎で、全てを焼き尽くすほどの熱量を込めた『炎のステーキ』を食らえ!」


カエデの炎の魔力は、肉を一瞬で炭にし、さらにその炭が燃え盛るという、調理の常識を遥かに超えた料理を生み出した。


「チッ、少し焼きすぎたか?だが、この情熱の焦げ付きこそが、俺の愛の証だ!」


ルナの『知性の氷』料理:理論に基づいた完全栄養食


ルナは、あらゆる食材の成分表とカロリーを魔力演算で分析し始めた。


「ユウトの知性と魔力回路には、完璧な栄養バランスが必要よ。故郷の味…『ライスとカレー』の栄養学的構造を最も効率の良い形で再構築する!」


ルナは、氷の魔力で食材を分子レベルまで冷却・分解し、完璧なペースト状にした『究極の理論カレー』を、合成米の上に均一に配置した。味よりも論理と効率を追求した、青白い輝きを放つ料理だ。


リリアの『安定の光』料理:温かい卵料理


リリアは、焦げ付きを避け、栄養バランスを追求するルナを横目に、素朴な卵を選んだ。


「ユウトさんの魂が求めているのは、絶対的な安心感です。私の光の魔力で、全てを包み込む温かさをこの料理に込めましょう」


リリアの光の魔力は、卵を最も優しい温度で熱し、ふっくらとしたオムレツを完成させた。そのオムレツは、まるで聖女の温かい抱擁のように、穏やかな光を放っていた。


俺は、三人のヒロインから差し出された料理を前に、審判として座った。


俺の『ハーレム・クリエイト』の力は、この料理対決を、さらに混沌とさせた。


俺が、カエデの料理を採点しようとした瞬間、カエデの『愛の情熱』という願望が具現化する!


(カエデの情熱を、ここで絶対に満たしてあげたい…!)


ブォオオオ…!


カエデの炎のステーキの焦げ付きが、俺の口元に運ばれた瞬間、『ユウト専用:味覚強化スパイス(情熱度999%)』が具現化し、ステーキの味を「カエデの愛の情熱」という抽象的な概念に変換した!


「ウマい!これは…情熱の味だ!僕への愛が、脳髄を焦がす…!」俺は、味覚ではなく、情熱の概念を味わった。


次に、俺がルナの理論カレーを採点しようとすると、ルナの『知性の独占』という願望が具現化する!


(ルナの知的な努力を、誰にも邪魔されずに正しく評価したい…!)


カチャカチャカチャ!


俺の脳内に、『ユウト専用:絶対評価システム(論理偏差値999%)』が具現化し、ルナのカレーを「栄養価と論理の完璧さ」という数字で評価し始めた!


「偏差値98! 素晴らしい!理論として、このカレーは完璧だ!僕の知性が満たされる…!」


最後に、リリアの光のオムレツを採点しようとすると、リリアの『永遠の安定』という願望が具現化する!


(リリアの温かい愛を、永遠に、絶対的に受け止めたい…!)


ポワァァン!


オムレツから、『ユウト専用:至高の安心感シールド(永遠の安定保障付き)』が具現化し、俺の全身を包み込んだ!


「ああ…このオムレツを食べると、世界中の不安が消える!僕の魂が、リリアの永遠の愛によって、完全に安定した…!」


結果、三人のヒロインの料理は、味覚ではなく、俺のチート能力によって、それぞれの愛の願望を完璧に叶えるという形で評価されてしまった。


俺は、誰が最も故郷の味を再現できたか、という本来の試練とは全く関係のない、愛の願望の具現化によって、勝敗の判定を下すことができなくなってしまったのだ。


「審判のユウト!勝者は誰だ!?」三人のヒロインが、熱い視線を俺に浴びせる。


俺は、額の汗を拭いながら、究極のハーレム・チートの厄介さを再認識した。

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