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異世界へ転生した俺が最強のコピペ野郎になる件  作者: おおりく


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第46話 戦士の情熱と最強の愛の試練

世界の再起動と愛の法則の創造から五年。世界は平和になったが、その平和はカエデの戦士としての魂にとって、新たな課題となっていた。


庭で巨大なサンドバッグ(リリアとルナの顔付き)を打ち砕いていたカエデは、大剣を地面に突き刺し、俺に訴えかけた。


「ユウト。俺の炎が、生ぬるいんだ」


「どうしたんだ、カエデ。君の炎はいつも通り熱いじゃないか」俺は優しく答えたが、カエデの表情は真剣だった。


「違う。俺の存在意義は、お前の隣で、命を賭けた戦いに挑み、最強の戦士へと進化することだ。だが、この愛の法則に満たされた世界では、命を賭けるような敵が存在しねえ。永遠の平和は、俺にとって永遠の停滞だ!」


カエデは、俺の無敵の力が、彼女の情熱を奪うという悲劇的な未来を、自ら打破しようとしていた。


リリアは心配そうに言った。「カエデさん、平和が一番です。危険な戦いを求めるのは、もうやめにしませんか?」


ルナは、冷静に理論で答えた。「カエデの悲劇的な未来を回避するには、常に挑戦できる環境が必要よ。ユウト。あなたの『ハーレム・クリエイト』の力を使うのよ」


俺は、ルナの提案に頷いた。愛の法則が、三人のヒロインの愛の願望を叶えるために存在するなら、**カエデの『最強への情熱』という願望も、叶えなければならない。


俺は、目を閉じ、カエデの最も強い願いを強く意識した。


(カエデの願いは、僕の隣で、全力を出し切れる、究極の試練を乗り越えること。ライバルたち(リリアとルナ)よりも、僕への愛と情熱を証明できる、伝説の試練だ!)


ブォォオオオォン!!!


俺たちの隠れ家の庭全体が、虹色の魔力に包まれた。そして、空中に巨大な魔法陣が展開し、何かが具現化され始めた。


「…できた!これが、愛の法則が具現化した、カエデの究極の試練だ!」


しかし、具現化された『伝説の試練』は、カエデが想像していた巨大なドラゴンでも、古代の最強騎士でもなかった。


それは、巨大な城壁と、その上に聳え立つ純白のタワー。そして、城壁の前に立てられた看板には、こう記されていた。


【愛の法則 具現化試練:タワー

挑戦者: ユウトの愛に最も自信のある者

目的: 塔の最上階で待つ『ユウトの分身クローン』を倒し、『ユウトの永遠の愛』を勝ち取ること。

ルール:


各階層の試練は、愛と情熱の証明に関するものとする。


試練の途中で、リリア、ルナが挑戦者として参入する。


勝利者のみが、『ユウトの永遠の愛を独占する権利』を得る。


「な…なんだ、こりゃ…」俺は、あまりにも露骨なハーレム展開に言葉を失った。


カエデは、その挑戦的な内容に、逆に目を輝かせた。


「ハハハハ!『ユウトの永遠の愛を独占する権利』だと!?これこそが、俺の究極の情熱を燃やす、真の試練じゃねえか!」


しかし、リリアとルナも黙ってはいなかった。


リリアは、光の結界を解き、静かに言った。「『ユウトの永遠の愛を独占する権利』…。その言葉、聖女として見過ごせません。私の揺るがない愛こそが、ユウトさんの永遠の安定を保証します。この試練、私も参加します」


ルナは、ヘッドギアを外し、知的な炎を瞳に宿らせた。「『挑戦者』として参入するルール…私にユウトの知性を最も理解し、支える資格がある。この論理的勝利を、誰にも譲らないわ」


俺のカエデの願いを叶えるための『ハーレム・クリエイト』は、結果的に三人のヒロイン全員を巻き込んだ、『ユウトの愛の所有権』を賭けた、究極のラブバトルを具現化させてしまったのだ。


「ああ、なんてことだ。世界の危機は去ったのに、今度は愛の危機が…!」


俺は、愛の法則の生み出した最強の試練に、頭を抱えるのだった

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