激動と嫌な夢
めっちゃ短いですけど勘弁してください。リアルがめっちゃごたついてました。申し訳ありません。
何かが崩れる音が聞こえる、いつものような悪魔じゃない気がする。
何故か俺は大量の瓦礫の上に立っていて。下を見れば、珍しい服を着た大量の人達が逃げていた……俺から逃げるように走っていた。
後ろを見れば、逃げている人達の倍以上の死体がほとんど原型を留めておらず、酷い肉塊に成り果てていた。
足元を見れば、今し方止めを刺した人がずるりと力なく倒れた。俺の腕は赤黒く染まっていた。
「お兄っ……ちゃ、ん」
少女の最後の断末魔がか細く、だが確かに俺の耳に届いた。
前を見て、目の前に広がる景色は、首が曲がると思うほどの高い建造物が細くねじれて逆さに地面に突き刺さり、空は巨大な渦を描いて、至る所の地面に巨きな亀裂が出来ていた。……ある人がこれを見れば『地獄』と揶揄していただろう。
それなのに不思議と俺の心は、何も思わなかった。
「あっ……」
振り返ると、知らない男が俺の前に立っていた。どこか懐かしい雰囲気を感じたが足元を見た突如、目の前の男が吠えた。
怒りに身を任せて真っ直ぐと、愚直にただ真っ直ぐと俺に向かってきたのだ。
「お前えぇぇっっっ!!!!」
どうして目の前の人物が、こんなにも怒っているのか見当もつかなかった。でも俺に向かって来ているのだから、俺に原因があるのだろう。
「どうしたよ?『ーーの王』そんなに怒って。勘弁してくれ、俺はお前の止めるのに精一杯なんだよっ!」
俺の意思に関係なく口が動く、ここが夢なのだからだろうか、でもこの光景を夢と割り切るには早計だと思った。
俺がいる世界よりも遥かに進んだ技術を持つであろう都市が、既に崩壊していたのだから……たった一人の人物に。
ーー俺はこれを夢と割り切りたかった。




