灰の雪に打たれて 其の六
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暴食の国が攻めて来た
それだけでこんな小さい国は一気に不安が押し寄せた
これは、(強欲の国)ができる前の話
そして、…
爆発音が響く戦場に、高そうな薄汚れた手袋をつけている青年が戦っている
「クソッ!民間人に被害が出ているしかも!遺体に所々齧られた跡がある、くそっ暴食の王め傲慢の傀儡が」
と隊長が机を叩いて話す
この場にいる兵士は、残り三十人と少し、相手はいまだに兵の底が知れない
「速すぎるまさか、ルシファーから力を借りているのか?」
「確かに星の力は、誰にも防ぐことは出来ない、必殺の光小国を堕とすのに充分過ぎる力だ」
この場にいる生き残りのほとんどが諦め、死に絶望をしていた
「な、なぁそう言えばグリードはどこに行ったんだ?」
おどおどした様子で手を挙げ話す
「そういえば見てないな」
「いつからだ??」
「二週間前から見てないぞ」
「まさか…」
「よぉ、暴食の王初めましてだなぁ」
数多の暴食の兵士の亡骸を踏みつけ上にいる人物を睨む
「全くそんな表情しなくても良いじゃないの?強欲の王くん?」
椅子に座ってこちらを見ている笑っているが眼は俺をどんな風に喰らうのかを考えているようにしか見えなかった
「黙れ、ボケがなんで“夜”を起こした、あれは手に負えないものだと分かってるだろう?」
暴食の王は笑い
「いやーねっ?“夜”に絶望した人達の味ってなんだろうと思って、君にとっては良い思い出だろ?」
「それに、サプライズも用意したしね!」
と決めポー「黙れ」
「もう良い、あのことはもう良いんだ、」
「我は強欲を司る、権利に溺れ、人に酔い、目の前の“欲”を強く欲する、今ここに我は“罪”を認め“罪”を背負う」
右の手がひび割れ始める
「“強欲”は届かぬ空に手を伸ばす」
グリードの周りを黒い瘴気が纏わりつく
「過去はもう捨てて来た」
「君は、欲張りだね」
グーラが呆れたように笑う
「夜はその状態の君でも難しいと思うし、その姿二度は無いんだよ?」
「俺は全部望むさ、空も、人も、命も、絶望も俺が、俺が奪ってやる俺は強欲の王だからな」
「【大罪狂化】『強欲之王』」
青に染まった鴉が空に、片方は豪華な輝きを、片方は質素な輝きを、
空に“夜”を奪いに
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