天使の強襲、憤怒の力
新章です!
空が割れた、そこから大量の羽が生えている異形の空の住人、
「天使、か」
直後、ベアル以外の時間が止まる、
闘技場の上空にざっと500人の天使の軍団、その全ての矛先が一人のただの人間に向けられていた
「これより、憤怒の王の抹殺、また現し身の殺害の任務を遂行する」
威厳ある声で司令を全員に言う、そしてそれに応えるように約500人の軍勢が向かってくる
構えは取らず、顔を下に向け
「うるせぇなぁ、僕は今真剣怒ってるんだ、怒っている僕を殺す?笑わせんじゃねぇぞこの羽虫が」
手を横に広げ小さく一言
「久しぶりに使うなぁ、」
「来い、憤極乃寒剣」
紅色の剣が一本、大きさは、ただのナイフ
巨大な大剣のその先端
サマエルしか扱いきれない二対の剣のその一つ
天使の一人が斬りかかる、サマエルはそれをナイフで少し触れただけ
天使が動かなくなった、そこには氷の像が一つ
能力は簡単、ナイフでふれた相手を氷に置き換える能力を持つ。
天使たちが距離をとるそして、剣ではなく弓を取りサマエルに向ける
だが、サマエルは笑っていた
「500人?全然少ないじゃないか、憤怒の王を殺すなら半端な兵じゃなくてさ、
・・・・・
国を傾けてでも殺しに来いよ」
一斉に矢を射る、サマエルは構えて、
「お前らじゃ相手に何ねぇんだよ」
振り抜く、勇気がもたらす奇跡の力でナイフに触れていないのに、上空にいた天使が氷に置換され、崩れ去った。
「はぁ、つまらない」
と言い空を仰ぐ、
ヒビが眼まで到達し右の眼は、割れてしまっている
そこから血が滴る、ヒビをなぞって
涙のように…
直後視界が真っ暗になってしまった。
気づいた時は、病院で隣にはマギが手を繋いでくれていた
「やっと起きましたね、」
静かにそう言ってくれた
「あぁ、ありがとう」
直後、身体中が痛み出す
「ぐっがあぁぁあっ!!!!」
この痛みは、サマエルめ俺の体で暴れたのか
痛みに堪えて、平静を保とうとしたその時、
「久しぶりだなぁ、サマエル、」
目の前におじさんが立っていた。
そして、かしこまってお辞儀をした後
「お前を助けに来た、俺の名前はグリード、または、後悔の王だ、以後よろしく」
俺に優しく手を差し伸ばした、もう一度
「お前を助けに来たんだ今度は間に合った」
眼から涙が出ていた。
感想待ってまーす!




