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己の全てを賭けて 其の四 半転、俺の大罪は…
続きではないです
ただ…
「あぁ」月が綺麗だこんな日は妙に笑いが込み上げる
足下の土を踏み締め、思ったことは
気持ち悪い。
足が地面では無い何かを踏んでるような感覚
「気持ち悪い」
ついつい呟いてしまった
言ってもどうにか
「なる訳じゃねぇのになぁ」
身体中傷だらけ、穴だらけ、血だらけ、その何割かは俺の血じゃない
「死んだら俺は地獄だな」
両手には、血の付いたナイフが二本しっかりと握っていた
「あぁ」月がきれいだこんな日にお前を失ったのがこんなにも・・・・・・
・・・・・・




