十八話
スウェイはポツポツと話し始めた。
「僕は、ずっと前に死んでいるんです。ミセリアが擬似的に生き返らせてくれました。」
擬似的にとはいえ死んだ人間を復活させる?
そんなのいくら魔族でもそう簡単にできることじゃねぇ。
一体、あいつは何者なんだ?
「でも、死んだ僕がこの世に留まり続けるには代償があって・・・。定期的に、大量の魔力を食べないといけないんです。」
魔力を、食べる?
取り込むってことか?
それが冒険者の行方不明にどう関係して———
考えて、俺は気づいてしまった。
大量の魔力を取り込む方法。
大量の魔力を含むもの。
それは・・・
人間の魂
「ミセリアは、僕をこの世に留めるために冒険者を殺しているんです。」
新ダンジョン攻略のために訪れた冒険者を、殺して、魂を刈り取って、食べさせる。
人の命は、命によってしか長らえさせられない。
おそらく、今来た冒険者も・・・
「お願いします。彼女を止めてください・・・!」
「いいのか?止めたら、てめぇは、」
「わかってます。それでも、お願いします。彼女にこれ以上、手を汚させたくないんです。」
わかった
そう俺が言おうとした時
「俺に一つ、提案があるんですけど。」




