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公爵令嬢は普通になりたい  作者: 月乃夜
二章 冒険者リアン
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八話

「それで?リアン?って誰だ?」


今回のことを一通り話した後、重い空気を変えるためか兄貴はそう言った。


「私の新しい仲間だよ。初のパーティーの戦闘で噂の新しいダンジョンとかちょうどいいかなって。」

「強いのか?そいつは。」

「まだ戦闘姿は見たことないけど、多分強いよ。」


全属性持ちだし・・・なんというか、立ち方に隙がないっていうか、兄貴みたいに、気軽に手ぇ出したらまずいだろうなっていう雰囲気?あるんだよね。魔法系なのかな?それとも物理?戦闘姿が楽しみだな。


「へぇ。・・・俺もついて行くわ。」

「ふーんそう・・・・って、え!?」


なんで兄貴が!?そりゃたしかに兄貴は強いし冒険者登録もしてる。でもさぁ、急についてくるだなんておかしくない!?


「え、なんで?貴族さまのほうの仕事はいいの?」

「まぁ、ちょっと・・・な。」

「ちょっとな、ってねぇ・・・行くのは明日、リアンさんがいいって言ったらいいけど・・・急に殴りかかるとかやめてね?大人しく、猫でもかぶっときなさい。」

「初対面のやつにいきなり殴りかかったりはしねぇよ。お前は俺をなんだと思ってんだ。」


なにって、そりゃあ・・・


「戦闘狂?」

「はぁあ!?」

「はは。冗談冗談、親愛なるオニイサマー。」


結構マジで、兄貴は戦闘狂だろ。

学園行って感想が強いやついたーって、まともな人間の台詞じゃないって。


あー不安すぎる。こんな変な兄貴リアンさんが見たらどう思うか・・・

やっぱり置いて行こうか・・・でも兄貴を止めるなんてことできないし・・・・

兄貴の猫被り技術をしんじるしかないか・・・

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