六話
投稿が遅くなってしまいすみません!!
「そういえば、なんですけど・・・」
しばらく会話をした後、彼女は言いにくそうに口を開いた。
「えっと・・・リアン、さん?って、貴族ですよね?」
彼女は確信を持ったようにそう言った。
何故わかったのだろう。何かおかしい点があっただろうか。
私としては至って普通の行動しかしてないんだが・・・
「何故そう思ったの?」
「だって、まず言葉遣いが丁寧ですし。ゆるい感じにはなってますけどやっぱりまだお上品な感じっていうか。あと、普通の駆け出し冒険者はこんなとこ来ないです。高すぎますから。もっと安いとこか外です。立ち振る舞いも丁寧ですし・・・あと、なんというか・・・紳士的?っていうんですかね。」
「なるほど・・・」
言葉遣いは幼い頃外に出るにあたって周りを見て勉強したものだ。・・・お上品?なの、か?
金の使い方についてはその通りだな。駆け出しの冒険者にこんなところを使う金があるわけがない。私としたことがうっかりしていた。
立ち振る舞い・・・か・・・まだまだ勉強が必要だな。
しかし・・・どうしたものか。冒険者っぽい振る舞い教えてくれって誰かに頼むわけにもいかないし・・・周りを見ようにも誰を手本にすればいいのか・・・うーん・・・
「あ、あの・・・もしですよ?もしよかったら、私とパーティ組みませんか?私一人だと今挑んでる以上の敵に挑めなくて・・・で、そしたら私が冒険者っぽい振る舞いについてお教えできますし・・・。その、どうでしょう?」
「僕としてはとてもありがたいけど・・・いいの?」
「もちろん、こちらもプラスがあるので。」
正直言って助かるな。
彼女はまともな人間っぽいし興味深い。何より正しい「普通」を教えてもらえるのはとてもありがたい。
「じゃあ、お願いします。」
「はい。よろしくお願いします!・・・じゃあ早速。一人称、変えませんか?」
「?僕、というのは冒険者らしくないかい?」
私、は確かに男が言ってるとかなり貴族っぽいだろうから気をつけている・・・けど、僕というのはそんなにお上品なのだろうか。
「俺と言ったほうがいいと思います。冒険者は粗野で乱暴なかんじです。ただでさえお上品なんですから変えやすいとこから変えていきましょう。姿勢や佇まいは変えにくいでしょうから・・・。」
「なるほどね。わかった。自分のことは俺、と言うよ。」
俺
俺かぁ・・・
馴染みがないなあ・・・あ、でもヴォルクさんは俺って言ってたな。
ヴォルクさん・・・元気かな・・・ま、あの人が元気じゃないなんてそうそうないだろうけど。
「あーあと・・・よければなんですけど・・・」
「?なに?」
「敬語やめてもいいですか?その———」
「もちろん。貴女の方が先輩だからね。それだと・・・ぼ、俺は敬語の方がいいんですかね?」
そう言った途端彼女は急に慌て出した。
どうしたんだろう。
「いやいやいや、それは私の身が持ちません!!そ、そもそも冒険者で敬語使う人少ないですから!!お互い!タメ口の方がらしいと思います!はい!!」
「確かにそうだね。」
「じゃ、じゃあとりあえずこんなもので。急に変えるのは大変ですから。」
いい子だなぁ・・・
よし、彼女が恥をかかないよう頑張ろう。
「改めてお願いしま・・・違った。よろしくね、リアン。」
「うん。よろしく。」
これからが楽しみだ。
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