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公爵令嬢は普通になりたい  作者: 月乃夜
二章 冒険者リアン
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ある侍女の呟き

本日二話目の投稿

・・・短いですが・・・

「ロウラン様はどうなさっているのかしら・・・」


私、アゼルナはそう呟いた。

我が主、ロウラン様は本当に素晴らしいお方だ。

頭脳明晰で才能豊か、お優しく美しい私の女神。


彼女はなんだか最近変だった。

目の下にくまができるようになり、深夜に起きてしまわれることも増えた。

私たちにはいつも通り微笑んでいらっしゃるが隠しきれないお窶れよう。

ふとした時に気分が悪そうになさっている。


あの女が原因?

だったらやっぱり片付けないと。

でもロウラン様はお止めになったし・・・


私に何かできることはないのかしら・・・


私はあの方に救われた。

美しく優しいあの女神様に私は、私たちは、救われたんだ。

だから次は私たちがロウラン様をお助けする。

そう決めていたのに・・・


「不甲斐ない。」


私ではロウラン様をお救いすることなどできないのだ。

私では力不足なのだ。

気づけなかった。

あの方の苦しみに。

消せなかった。

あの方のお心を乱すやつを。

守れなかった。

あの方の名誉を、心を、全てを。



あの方はようやく夢をお叶えになった。

最後に私が見たあの方の顔はあの時のように晴れやかで優しげな、笑顔だった。


どうか・・・私の女神様のお心が救われますように。

今度こそ、その笑顔がずっと守られますように。

貴方様が、幸せでいられますように。


私はそう願った。



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