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side story
自分の手も見えぬほど真っ暗な部屋の中、少女は明かりもつけずに椅子に腰掛けていた。
美しい黒髪は蛇のようにうねっており何だか不気味な雰囲気を漂わせている。
「あら。そろそろ学園街でもイベントが発生する頃かしら。」
誰に聞かせるわけでもなく、彼女はポツリと呟いた。
「分かってるわよ。必ず王太子妃になって貴女の望みを叶えるわ。もう、そんなに急かさないでちょうだい。急いで失敗したら目も当てられないわ。最近なんだか変だもの。慎重にいかなくちゃよ。それより、貴女の方は順調なの?この計画は貴女にかかってるのよ?ふふふ、信頼してるわ。私の大切で唯一のパートナー。」
暗い部屋の中、彼女の声は響いた。
王国に暗い影が手を伸ばしている。
今回はすごくすごく短いです!!




