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後藤一家の事情  作者: 奈々篠 厳平
四章
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~噂という名の~ 3

 ハヤトのいる6年の教室では矢張(やはり)伝承のことで騒々(そうぞう)していた。


橋岡:ハヤト...君って、化け狸なの。

山野:ハッシー【橋岡の渾名】、あんま追及しない方がいい、本人が嫌がってるから。

橋岡:いや違うんだ、ギャップがさ...その...あんな良い奴がやべぇ妖怪の子孫だなんて...。

内村:ハヤト、気にすることはない。皆君を苛めたりなんかしない、そうだろな月見里(やまなし)君?

月見里:ウンソダヨキミヲイジタリシナイカラ(激震)

河岸:ハヤト...その...君が化け狸だとしても私は気にしないし、絶交もしない。モフモフ出来れb......兎に角個性を大切にしろよ!

内村:おいメリー【河岸の渾名】、本音漏れとるよ。


 ヒロトのクラスは北野たちによって多くの生徒は鷹緖山(ようしょざん)むじなに対し強い警戒を持つようになった。


勝木:待っで、ヒロトって化け狸なの?!

北野:当たり前だ、(しか)もただの化け狸ではない。

勝木:え...なんや?かちかち山?

北野:違う。

勝木:ぢゃあ、分福茶釜(ぶんぷくちゃがま)

北野:違う。

勝木:平成(へーせー)狸合戦(だぬきかっせん)ぼんぼこっ!

北野:違う。

勝木:えぇ...ん......あ゛ぁ゛!!分かったぞ!有頂天(うちょうてん)()z───

北野:鷹緖山の貉だ、人の命を奪い金銭や宝石などを盗み住民に恐怖のどん底に(おとしい)れた史上最悪な化け狸だ。

勝木:ひぇ...ヒロト半端ないっで!マヂなら半端ないって!うぅ嘘たど言ってよ、ヒロド!!(半泣き)


 タンポポのクラスも伝承のことで騒然...してたがタンポポが愛らしい化け狸とクラスに知られた途端、一気に人気者になっていた。


多瀬田:ヤバい...吸い込まれるっ!!胸の中に!!あ゛あ゛!!

タンポポ:おいおい、そんな強く抱き締めないの。

石井:多瀬田...次変わってくれないかな...?

タンポポ:ごめん、女性専用なんだ。

石井:ぴえん

長谷川:残念だな石井、もっとイケメンだったらねwwwww

多瀬田:チョッキー【一寸木の渾名】、抱いてみな、飛ぶぞ!

一寸木:おい待て!廊下から変な奴がこっちに向かって走ってきてる!!

長谷川:ふぇ?

多瀬田:ふぇ??


.........ドドドドドドドドドドドドド!!


河岸:タヌキ!タヌキ!タヌキ!タヌキぃぃいいいやぁああああああああああああああああああああああん!!!

あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!タヌキタヌキタヌキぃいいぁわぁああああ!!!

内村:がわ゛ぎじや゛め゛る゛の゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!皆゛に゛げでぐれえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!

河岸:スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん

んはぁっ!どごだぁ!ダヌ゛ギばどごだぁ!

一寸木:(うわ。

内村:メリィ!実は俺ケモナーだけど耐えてんだぞ!!それに...あっ。

一寸木:...うん。

内村:君、タンポポ抱えてるあの人に伝えて、タンポポ抱えながら職員室へ逃げろって。

河岸:ゼワ゛ヤ゛ギゼン゛ゴっ!【『世話焼(せわや)仙狐(せんこ)』は内村の渾名】邪魔だぁ!!


ゴッ!!


内村:グハっ!!

多瀬田:く、来るなぁあああああああ!!!!!

タンポポ:ヤメロー! シニタクナーイ!シニタクナーイ!(迫真)シニタクナアアアアアアアアイっ!!!!!(発狂)

石井:...ある意味僕、幸運かも。


 ユウタのいるクラスは...内容が過激過ぎて一周回って話題にならなかった。


風早:上の人うっせぇわ。

蒲郡:確かにうっせぇわ。

ユウタ:ヒロト大丈夫かな、アハーン。


 ───と、その時は5年1組以外あまり鵜呑みはせずに昔話程度で(とど)まっていた。

然し翌日、事態は急変とした。

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