表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後藤一家の事情  作者: 奈々篠 厳平
三章
13/50

~スクールライフ~ 2

 学校に通っているハヤト、ヒロト、タンポポ、ユウタは平和な日々を過ごしていた。

 長男で一番っ子のハヤトは小学生6年生、皆を引っ張る力に評価を受けて学級委員長に選抜された。

そして実はクラスの女子にモテモテ...してなく、男子友人とふざけあっていた。


ハヤト:どうでもいいジョークを教えてあげよう...

(トランプカードを手に尻を向ける)

ハヤト:尻の谷間に、カードスキャンだっ!!

シャキンっ!

ティロリロン♪ティロリロン♪

(滑り込んでスフィンクスらしきボーズを取り)

デロリア~ン♪

河岸:草www

月見里:なにそれワロスwww

内村:しょーもなすぎぃwwwww


 二番目で次男に当たるヒロトは小学5年生、笑顔を絶さずがんばり屋であるものの失敗が多いため何時(いつ)も怒られて許りである。

それが(ゆえ)に誰かが失態する度に一番に挙げられたり、擦り付けされたりしていた。


村坂:またヒロトだ、またヒロトだ!

ヒロト:おい、僕やってないぞ?!

村坂:ふーん、そうやって人に擦り付けるのね~。

ヒロト:本当にやってないってっ!!てかお前が言うな!!

歌内:くすす、始まったぜ。ヒロトに賭けるか?

羽村:んじゃ、負けたら俺の宿題もやってくれよ。

歌内:はぁ?!ちょ...


 三番目で長女のタンポポは小学3年生、動植物を愛してやまないお転婆である。

男女問わず絡んでくるため、好みも分かれている。


多瀬田:ポポタン【タンポポの渾名(あだな)】、これ!

タンポポ:これはホトケノザだな、『調和』や『輝く心』

石井:ポポタン、ほんの少しだけど...ツツジの花をあげるよ!

タンポポ:『恋の喜び』だな、まさか私に惚れてるとか...(ニチャリ)

石井:ま、違うって!違うって!

長谷川:聞いてよ、ペットボトルの花瓶でやっとの思いで開花したんだよ!ほっんとに苦労したよ。ユリの色違い、名付けるならば『春風の吹く星空』...かな!

タンポポ:黒...ユリ......長谷川、体育館裏に来い。ミンチカツにしてやる。

長谷川:ふぇ???(焦)


 4番目で三男のユウタは小学1年生、クラスの中で成績が良く周囲に羨ましく思われている。

然し、屡々(しばしば)悪賢い点が出てしまいあまり友人が出来てない。


蒲郡:成績はピカイチだけど、性格に関してはバツイチなんだよな...。

ユウタ:?...却々(なかなか)不得要領(ふとくようりょう)な事を(おっしゃ)いますね。

竹島:ムズい言葉でマウンド取るな。

北條:そうだよ。(便乗)

竹島:なんだお前。

北條:申し遅れました、北條(ほうじょう)たかしといいます。

竹島:違う、そうじゃない。


 ───と4人は平凡に学校生活を堪能していた。そう、あの出来事が起きるまでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ