空前絶後の空戦
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マリス『まぁ初日はこんなものか。爺やが言ってた月滅剣伝授も中々難しそうじゃな』
はりぼてとなった御剣はマリスが運んでくれたおかげで今は布団で眠っている
マリス『中々できるのな。特に中々の根性だったぞ。ただし、まだお前には
月滅剣は使えない。』
御剣『マリスの血を飲んだのにか?』
マリス『まだお前にはそれほどのムーンエナジーは存在しない。』
ムーンエナジーとは月滅剣の力のようなもので俺はまだまだ未熟なようだ
御剣『まだまだ…なのか』
マリス『焦ることはあるまい。そのうちお前にも操れる時が来るだろう』
御剣『わかったよ』
内心焦っていたのかもしれないが、俺はますますその力が欲しくなった
次の日
昨日の痛みが残る中俺とマリスの稽古がはじまった
マリス『月滅剣!!』
御剣『月滅剣!!』
マリス『違う。お前はただ叫んでるだけでムーンエナジーが開放できてない
月滅剣のもっとも初期の技の月滅剣(技の名前)ができていなければ話にならんぞ』
御剣『そうは言われても俺にはこれが手一杯だ』
マリス『情けない奴!!だが、一日二日ではこれが限界か…
こんどはマリスに焦りが見える』
御剣『なんか手っ取り早く強くなる方法はないのか?』
マリス『いくつかあるが、ノーリスクなものはないぞ…これなんかどうだ?』
マリスは俺の額に自らの額を合わせて
マリス『………』
マリスから言葉にならない言葉が発せられる
マリス『覚醒せよ』
御剣『なっなんだ!!マリスッなにをしたっ体が解ける…』
俺の体は液体と化した。次の瞬間
御剣『月滅・神武・6連!!』
マリス『くっ、やる。だが、しかし!!月滅疾風剣!!』
御剣『ぐっぐげげ、きかんなー月滅浸透剣!!』
マリス『な、何故月滅剣の奥義までつかえるのだ…しまった、まだ御剣には
まじない武術は早かったか。とりあえずまじないをとかなければ』
マリスは自分が師匠に向いてないことに気づいた
その3日後
御剣『月滅剣!!月滅剣!!』
マリス『暫くはそればっかりやってればいいよ』